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12 キレイさっぱり縁切り ページ13

風呂を上がり着替えて、私は髪の毛が濡れた状態で洗面所を出た。泉はソファにいた。



「えっ、髪乾かしてないの?」

「うん。ちょっとドライヤーとこにあるのかわかんなくて。どこにしまってるの?」

「.....あーもう。いいよ、俺乾かしてあげるから。ほら、こっちきて」

急いだ様子で取ってきたドライヤーを手にして、私の後ろにまわってきた。




「ふふ、あんたの髪の毛、俺好きなんだよねぇ」


「あ、そうなの?ありがとう」


「はぁ?そこはもう少し照れるところじゃないの〜?」


「えぇ、?...ふ、」



泉とこうしている時間は楽しい。すごく「友達」っぽくて、気楽にいられる。

しかしどうしても、レオの事を思い出してしまう。

私には婚約者がいてレオとはもう付き合えないと分かったのに、...何故まだ考えているのだろう







....っていうか、本当なら今日 1日お邪魔して明日になってレオに謝りに家に帰るというプラン立ててたけど台無しになったな...






レオのことを思い出してなんとなく気持ちが沈む。その雰囲気を読み取ったのか、泉は「あー、」と声を漏らした。

「もう、れおくんのことを考えるのやめたら?」

「どう言うこと?」

「そんなに人肌恋しいんなら、俺と付き合う?いいよ俺は」

「.................は?」


少し間が置いて、弱々しい自分の声が出た。ぼーっと泉の顔を見ていると、私の肩にトン、と顎を乗せた。

「ねぇ、俺にしない?れおくんの事なんかどうでも良いじゃん。」



やけに耳に吐息がかかりくすぐったい。

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作者名:水無月 | 作成日時:2024年7月22日 17時

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