なないろの。Ⅱ (ページ16)

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おともだちページ16

青

朝から今日はちょっとしんどい日。毎日いく保健室に、今日も行く。

青「はまちゃ、ん、、、？」

先生の横には初めて見る子。

胸には4のバッジ。一つ下の子や。

こんな子おったんや。一つ下の学年なんて、お世話係を任命されたこともあったのに、ずっと保健室におったらもうわからへんなぁ、なんて心のどこかで寂しく思う。

紫「おー、流星おはよう。わ、しんどそうやなぁ、ようきたなぁ」

はまちゃんはいつも、俺が学校に来たことを褒めてくれる。

横にいた子をソファに座らせて、ちょっと待っててな、と声をかけて俺のところに来る。

とりあえず寝っ転がっとき、ってベッドに入れてくれて、カーテンをシャっと閉めた。

朝はやっぱりどうしても低血圧気味。

一昨年くらいまで教室に頑張って行ってたけど、倒れることがあったり、その時精神的にも参ってしまって、去年からずっと保健室登校になっている。

精神的な部分はかなり回復した、と思う。

けどやっぱり、教室に入るのは躊躇ってしまう。

自分のことを思い出してたら、カーテンを開けてはまちゃんとさっきの子が入ってきた。

緑「こ、んにちは、」

それだけ言ってはまちゃんの白衣の裾を掴んだまま後ろに隠れてしまった。