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◎ゆるくいこうよ- 2 ページ2

水内は同級生で、同じクラスだった。
どちらかというと場に気を遣う俺とは裏腹に、水内はいつもマイペースだ。
クラスの飲み会でも気にせず烏龍茶を頼むし、21時を過ぎるとさっさと帰ってしまう。


「水内ちゃん、もう帰っちゃうの?」
「うん、なんか眠くなっちゃった。また明日、授業でね」

じゃあね、と手を振る水内は、相変わらずのほほんとした笑顔だった。


「伊沢くん、おはよ」
次の日、相変わらずのんびりとした表情で声をかけてくる水内は、やはり何を考えているのかわからない。

「昨日、あのあとどうだった?」
「ああ、別にいつも通り。終電前で解散したよ」
「そうだね、平日だしね」

俺が曖昧に頷くと水内は、それでね伊沢くん、と急に深刻そうな顔をして迫る。

「次の金曜日のクラス飲みなんだけど」
「ああ」
「私も参加しようと思っていて、」
「それはよかった」
「それで、私、会の最後までいようと思ってるんだよね」
「おう」
「それだけ」

突然の水内の宣言に面食らいながらも、「伊沢くんも来るでしょ」と言う水内に、俺は「そうだな」と返すほかなかった。

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作者名:ななほし | 作成日時:2021年1月20日 2時

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