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勢いで「うち来たらいいじゃん」なんて言ったけど、心の準備なんて出来てるわけもなくて。
俺こそ、先のことは後から考えればいいと楽観的に思ってた。
急いでタクシーでAちゃんのマンションに向かうとエントランスを抜けてエレベーターに乗り込む。
「あっつ…」
ここですでにこんなに暑いのに部屋の中もっとヤバそうだよな。
つーか、Aちゃん大丈夫かな？倒れてないよな？
一番奥の部屋に辿り着くと焦る気持ちで押したインターホン。
ーーガチャッ…
「Aちゃ…、っ…！？」
ドアが開いたと同時に顔を出したAちゃん。
汗だくで、お風呂あがりのように濡れた髪を頭の上でお団子にして、後れ毛が首や肩に張り付いてる。
「…玉森くん…っ、」
「Aちゃん…大丈夫…？」
「うん…っ、なんとか……」
俺はドアを開けて中に入ると、目の前に立つAちゃんの格好に絶句した。
キャミソールに短パンを履いて、あまりの露出の高い格好に視線を泳がす。
「…っ、Aちゃん、その…っ、」
「めっちゃ暑いよ？覚悟して入ってね？」
「…あ、いや。うん。」
ペタペタと廊下を進んで奥のリビングへと行ってしまったAちゃんの後ろ姿を黙って見つめる。
スッと伸びた細い手足に、キュッと引き締まったウエスト。
脱がなくてもスタイルいいのはわかってたけど、薄着になってそれが確信へと変わった。
「一応、次のフライトの準備も全部してスーツケースに入れたよ。」
「…他は？忘れ物ない？」
「うん。たぶん大丈夫。
もしあったら取りにくるよ。」
ちょっと会話を交わしてるだけなのに俺も額から汗が流れ出る。
まじで暑い。殺人級レベル。
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珠美(プロフ) - りょうこさん» りょうこさん≫コメントありがとうございます！励みになります(^^)これからも頑張りますので、よろしくお願い致します！ (2021年7月5日 13時) (
レス) id: 6cd37f4262 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています！ (2021年7月5日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2021年6月30日 23時
