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高いマンションが建ち並ぶ道で、ゆっくり停まったタクシー。
……え？ここ？
うちのマンションが小人の家に見える。
これが世で言う、タワマン。
実は私、飛行機には乗れるのに高所恐怖症で、2階以上に住んだことがない。
「降りないの？」
「え？あ…ごめん…！」
タクシーの中からマンションを見上げてたら、先に降りた玉森くんに声をかけられてハッとする。
気付けば雨も少しおさまってて、霧雨のようなシトシト雨になってた。
「走れる？」
「え？うん…！」
手で頭を押さえながら玉森くんの後を追う。
うわっ…この雨。地味に濡れるやつ。
エントランスに入ると広くて綺麗なロビーが広がる。
「ホテルみたい……」
「ん？そう？」
ロックを解除して開いたドアの先にいくつもあるエレベーター
その中で1番奥のエレベーターのボタンにカードキーをかざした。
「…これ、エレベーター違うの？」
「住んでる階によって乗るエレベーターが違うからね。」
噂では聞いたことあるけど、本物だ。
「わっ…エレベーターの中も涼しい。」
「ん？これ、普通じゃないの？」
「…っ、」
……うん。
私、凡人感丸出しで恥ずかしくなってきた。
エレベーターが着いた階で降りて、玉森くんについて歩く。
鍵を解錠してドアを開けてくれた。
「…はい、どうぞ。」
「…お、お邪魔しまーす……」
なに、この広い玄関ー……
ここで人寝れるじゃん。
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (
レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして！コメントありがとうございます！どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です！変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています！機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠美 | 作成日時：2021年6月21日 14時
