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Aに会える日が、いつの間にか憂鬱に感じるようになってしまった。
なぁ、なんで？
俺に会いに来てんじゃねぇの？
なんで俺より玉と話してるわけ？
･･･玉のこと、好きになった？
"…好きです！"
あの日以来 何も言われていないのに、どこかでずっと自惚れている自分がいた。
だから、玉と仲良くなっていくAに 怒りさえ感じてしまったんだ。
Aはあの日、泣いていた。
彼氏と別れたばかりだと聞いて、可哀想だと思いつつ、チャンスだとも思った。
"俺に一目惚れしちゃったの？"
"……ダメ？"
心から俺のことが好きだと思ってほしいから、『いいよ』とは言えなかった。
慎重に、大事に進めたかったから･･･
だけど、単なる冗談だったんじゃないかってくらいに Aの態度は変わらない。
俺を意識してるようにも見えないし、ただの友達止まりなのも、そもそも初めから そんな気がないからなのかもしれない。
駅までの帰り道を並んで歩くのも、一緒にご飯を食べるのも･････
俺にとっては特別でも、Aにとってはなんてことのない日常だったんだ。
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『……あぁ、悪いな。』
電話を切り、再びベッドに横になる。
昼前に設定したアラームで、いつもなら どんだけ眠くてもなんとか起きていた。
瞼も身体も重くて、体温を測るまでもなく 熱があるのが分かった。
店に休みの電話をするなんて初めてで、横尾さんには ゆっくり休むよう促された。
･････情けねぇな、マジで。
昨日 Aに酒をぶっかけられたのは、完全に自業自得だと反省している。
"結局、誰でもいいんだろ "
"男に振られたくらいで…"
最低なことを言ってしまった。
勝手に嫉妬して、傷付けて･･･
"…もうここには来ません "
"今までありがとうございました "
『あ"ぁ〜…最っ悪だ……』
Aの奴、すっげぇ泣いてた。
目に涙いっぱい溜めて･･･
俺を睨んでいた。
震える手で、グラスを持っていた。
"……服、汚してすみません "
震える声で謝ってきた。
あの日渡された3枚の千円札は、帰り際 横尾さんに持って帰るように言われた。
"あいつ彼女いるから "
『……マジ、だせぇ…』
咄嗟に口をついて出た言葉は、あまりにも滑稽で、どこまでも最低な嘘だった。
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ﾉ∀ﾉ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもｼﾞﾚｼﾞﾚしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです！(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん！でもチャラくないの(*ﾉωﾉ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ(￣∀￣*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち？太郎さん» あー･･･あれか！でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年1月31日 20時
