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「っ、？！」
驚いて振り向くと、そこに居たのは･･･
『はぁ…っ、はぁ……ねぇ…っ、なんで、黙って帰っちゃうかなぁ…？』
息を切らしながら、額に汗を浮かばせた二階堂くんだった。
お店からは何度か曲がり角があった。
私の通った道なんて、当然だけど二階堂くんに分かるはずがない。
「……なんで？」
『なんでって？』
「……。」
『…探したんだよ、こっちの方に歩いてったって聞いたから。』
「……。」
『俺もこっちだからさ、家まで送ってく。』
腕を掴んでいた手は、いつの間にか私の手に繋がれていた。
離そうとすると、そうはさせまいと二階堂くんの指が私の指にスルリと絡む。
「……。」
『……ダメ？』
お酒が入っているからか、街頭に照らされた二階堂くんの瞳が、熱を帯びているように見えた。
その視線から、絡められた指から、どうにかして逃れようと必死に思考を巡らせる。
『ダメじゃ、ない…？』
ゆっくりと近付いてくる顔に、逃げなくちゃって頭では分かってるのに･･･
何故か、このまま捕まっちゃってもいいかなって思う自分もいて。
･･･あ。
右目の下に、ホクロがある･･･
お店では、隣の席だったから気付かなかった。
あと･････唇の形がすごく綺麗。
笑顔はあんなにあどけなくて、少年みたいで可愛かったのに。
そっか･･･
二階堂くんは･････男の人なんだ。
視線を前に戻すと、至近距離で目が合った。
『…どこ見てんの？』
「っ、…分かんない。」
『ふふ、なにそれ…』
「……分かんな、」
私の言葉を飲み込むようにして、塞がれた唇。
『……。』
「……。」
触れるだけで、すぐに離れた。
「…ん、」
何度かそれが繰り返されて、だんだんと頭がボーッとしてくるのを感じた。
「…もっと、して。」
お酒の力なのか、ただの気まぐれなのか、それとも･･･私が二階堂くんを求めていたのか･････
深くなっていくキスに、ほんのりと口の中に広がるお酒の味。
ぼんやりとする意識の中、ゆっくりと腰を引き寄せられた瞬間･･･ハッと我に帰った。
深夜とはいえ、こんな所で何してるの私･･･
「っ、」
『えっ？……ちょっ、待って！！』
二階堂くんの手を振り払って、駅に向かって全力で走った。
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nanaco(プロフ) - みちこさん» そう！ニカを元彼にするのはちょっと既に泣けてきます･･･なんだか婚約者＝藤ヶ谷さんのイメージしません？笑 そうですよ、訳ありなんですよ〜｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡ (2019年9月23日 20時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 恵美さん» が、頑張ります〜｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡笑 (2019年9月23日 20時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - りっちゃんさん» やっぱり何を書いてもニカちゃんになりそうで抜け出せなーい！です(//∇//)w いきなりキャラ変はアレなんで、徐々にぶっ飛んだニカちゃんにしていこうかと(笑)また宜しくお願いします♪ (2019年9月23日 20時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - nanacoさん» 今度は元カレ設定？太ちゃんが恋敵？だけど何だか訳ありな(^.^)続き楽しみにしています(^_^) (2019年9月23日 18時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - 早めに更新お願いします(笑) (2019年9月23日 18時) (レス) id: 9abe6fed7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanacoy1139
| 作成日時：2019年8月31日 21時
