大喧嘩(みお様リクエスト） ページ26
〜Aside〜
る「んー」
こ「あぁ〜…」
さ「………」
リビングの空気が重い。
原因は分かっている。
最近皆はとても忙しくて、休む暇もない。
それに、少し揉めていることがあるらしくてあのいつも感情を表に出さないなーくんでさえピリピリしているのが分かる。
皆が少し休めるようにコーヒーを入れてあげよう…
『あ、皆…コーヒー淹れたからどうぞ〜』
莉「あ！ありがとう〜！」
ジ「ありがとうなぁ。気が利く〜」
なーくんに渡そうとしたら……
『なーくんどうぞ……ってきゃっ！！！』
な「わぁぁぁっ！！！！」
机に茶色の液体が広がる。
どうやらころんくんがしまっていなかった洗濯物に引っかかったみたいだ。
パソコンで作業をしていたなーくんは、間一髪でパソコンを持ち上げたから無事だった。
私が謝ろうと思って顔を上げると、なーくんは怒りを込めた目を私に向けた。
な「もっと周りを見て行動してくれない？たまたま俺がパソコンを持ち上げたから良かったけどさ……やるならちゃんとしてよ」
思わずカチンときた。
なんでそんな風に言うの？私だって、転びたくて転んだわけじゃないのに……
気づいたら、思ったことが口に出ていた。
『私だって、わざと転んだわけじゃないもん！もとはと言えば、ここに置きっぱなしにしてたころちゃんが悪いんじゃん！！』
こ「はぁ、僕のせいにするの？」
な「A」
こ「そもそも僕だって、片付けようとしたらるぅとくんが僕のことを呼んできたから、そっちを優先しただけだし！」
る「待ってよ！そんなの僕が悪いみたいじゃん！！」
私が言い返すたびに、誰かが喧嘩に入ってきてもう収集がつかない。
気づけば日頃から思っているお互いの悪いところを言い合うようになり、莉犬くん以外はもう理性が抑えられなくなって、言い合いも激しくなった。
『なんで、そんなに怒ってるの！！』
な「うるさい！！……俺らの活動の苦労何も知らないくせに！！！！」
『っ！！！』
頭を殴られたような衝撃だった。
私は、できるだけ皆の苦労を知って、大変な時も寄り添っていたはずだった。
それができていなかったの……？
頭がくらくらして、喉の奥が苦しくなって、私は次にはこう叫んでいた。
『もういいよ！！！出ていくから！！』
私は、カパンにスマホを財布だけ入れると家を飛び出した。
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kyahhogirl(プロフ) - お帰りなさい！陰ながら応援していたものです。自分も精神障害ではありませんが仕事のストレスから１年以上精神科に通っています(現在進行形)自分のペースでいいのでゆっくりとお過ごしください！ (2023年4月13日 23時) (
レス) @page47 id: e60dcfd440 (このIDを非表示/違反報告)
みお - （続きです）ゆっくりでいいので是非書いてくださいね、いつでも楽しみに待っています！ (2022年1月29日 20時) (レス) @page46 id: 5b291a387e (このIDを非表示/違反報告)
みお - いえいえ‼書いてくれてありがとうございます！1話目が出されただけで舞い上がって続き楽しみだなぁって思って久しぶりに確認するかとみたら一気にあがっててすごく嬉しかったです！さすが期待を裏切らないですね！最終章楽しみです！ (2022年1月29日 20時) (レス) @page46 id: 5b291a387e (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ。(プロフ) - みおさん» あの、遅くなってほんっとうにごめんなさい(´；ω；｀) (2022年1月10日 16時) (レス) id: 868a59b752 (このIDを非表示/違反報告)
みお - お話書いてくれてありがとうございます！続きって書いてくれるんですかね？全然無理しなくて大丈夫ですからね！リクエストきいて書いてくれただけで幸せです！本当にゆっくりで大丈夫ですよ！お話読むの本当に楽しいです！ありがとうございます😊 (2022年1月7日 13時) (レス) @page42 id: 5b291a387e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱるむ。 | 作成日時：2021年1月3日 19時
