標的28 ページ31
Aside
休みが明け、今日は始業式だ。
僕は珍しく朝の書類仕事がなかったため京子と登校している。
すると、何故かまたパンイチの沢田が京子の兄である
朝から何やってんだ君らは……
京子「お兄ちゃん！？」
『笹川先輩、カバン落として行ったぞ』
京子「あっ、ほんとだ！ もーお兄ちゃんったら！」
ということで二人で届けに行くことになった。
学校に着くと沢田と笹川先輩が話していた。
どちらかというと笹川先輩が一方的にって感じだが…
了平「聞きしに勝るパワー・スタミナ！ そして熱さ！！
やはりお前は百年に一人の逸材だ！！
我が部に入れ、沢田ツナ！！」
沢 田 ツ ナ
思わず吹き出しそうになった。
どんな間違え方だよ
京子「お兄ちゃーん
もー、Aちゃんが道に落っことしてたカバン拾ってくれたよ！」
沢田「会長と京子ちゃん〜！！？」
了平「スマン」
京子「あ…ツナ君、おはよ！」
『沢田、はよー。笹川先輩もおはようございます』
とりあえず先輩なので挨拶をする。
京子「あ、まさかお兄ちゃん、ツナ君捕まえて迷惑かけてないでしょーね！」
了平「ない！」
いや、思いっきり迷惑そうだったけどな
沢田「(え"え"ー！！ この人京子ちゃんのお兄ちゃん〜！！)」
その気持ちめっちゃ分かるぞ沢田
京子「ツナ君、お兄ちゃんのボクシング談義なんか聞き流していいからね」
沢田「ボクシング…？」
了平「そういえば自己紹介がまだだったな」
自己紹介せずに勧誘してたのかよ…
了平「俺はボクシング部主将 笹川了平だ！！
座右の銘名は【極限】！！」
あ、熱苦しい……
そういえば、僕も勧誘されたことあったぁ
全力で断ったけど……
結局、沢田は勢いに押されてボクシング部へと向かうことになった。
京子「ガサツでしょ？ あー見えて意外と優しい所もあるんだよ」
沢田「！」
京子「でもツナ君すごいなぁ。私も嬉しくなっちゃった」
沢田「え？」
京子「あんな嬉しそうなお兄ちゃん、久しぶりに見たもん」
沢田「(断りにくくなってきたー！！！)」
嬉しそうに笑顔で言う京子だったが、それが沢田へのトドメとなった。
無自覚って怖ぇな……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
al8056(プロフ) - 28話で京子が京都になってますよ (2021年10月4日 9時) (
レス) @page31 id: f13cfc1e4e (このIDを非表示/違反報告)
knights.P - 全部読ませてもらいましたー面白かったですー続き楽しみにしてますねー頑張ってくださいーおーえんしてますー (2021年7月3日 20時) (レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
knights.P - めっっっっっっちゃ分かりますー！！ 10年後のボスさんも好きですーやっぱ髪下ろしてる方がカッコいいですよねー (2021年7月3日 20時) (レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
クロにゃんスリーピー(プロフ) - フランとベルフェゴール推しです！ (2021年7月3日 18時) (レス) id: 803aa7d309 (このIDを非表示/違反報告)
knights.P - もうひとついいですかー？リボーンでは誰推しか知りたいんですけどー まぁ答えたくなかったらてきとーに無視しておいてくださいー (2021年7月3日 18時) (レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
