210話 ページ30
絶望的な表情の長谷部を手入れ部屋に入れた所、同じタイミングで横の
「なんだ、なんだ？ 騒がしいな」
『む、鶴丸国永』
「おっと！ 君か…って、まだ君は治療していなかったのか！？」
『今、嫌がる長谷部を無理やり手入れ部屋にぶっ込んだ所だ』
「あー…そりゃ嫌がるだろうさ」
私を上から下まで見た鶴丸国永は苦笑いでそう言った。
「そんなにボロボロで、腹の切り傷と止血の為にした大火傷の
『私の治療なんていつでも出来るさ』
「それは俺らの方だぜ？
君は人間なんだ。そのケガを治すのにどのくらいの時間が必要になる？」
『っ…』
グッと私の傷を鶴丸国永が押す…
痛みに顔を
「ﾊｧ…立ってるのがギリギリだったんじゃないか」
『っ…傷口を押すからだ』
「君を心配しているのは俺だけじゃないぞ」
『は…？』
鶴丸国永の視線を追うと、そこには多くの刀剣男士の姿があった。
「星屑…その傷…！」
『やぁ、大包平…だけじゃないな』
「おい、左手首の義手はどうしたんだよ…？」
「うえー、今度は腹まで傷付いてるじゃないか！？」
「…無茶をしたな」
『同田貫正国…御手杵…鶯丸』
よく知る味方の刀剣男士達がいた。
「うわーん！ 星屑が大怪我してるよー！？」
『ぅぐっ！？ 』
「乱！ 星屑殿に抱きつくのは
「そうだぜ、乱。いち兄の言う通りだ。
しかし、またやらかしたな星屑」
『や、薬研藤四郎…』
「ちっと、俺っちに見せな」
薬研藤四郎が私の腹を触り、包帯を巻いていく。“薬がなくて悪いな”なんて言う彼だが、薬を用意していなかったのは私の自業自得だ。
「ほらな？ みんな、君の事を心配してるんだぜ？
さっさと傷を治してきたらどうだ？
ここは俺らに任せてな」
『ﾊｧ…そこまで言われては仕方ない。
だが、その前に…』
「「「「その前に？」」」」
『
「「「「……」」」」
1人、
やっと一息つける…正直、トイレというのは嘘だ。
『これ以上…皆の前で弱い姿は見せられないからな…』
「…残念だが、お前はこれからもっと弱い姿を見せるハメになる」
『っ！？』
ガツと受ける衝撃…私の視界は暗転した。
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まんたんたん(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！ これからの更新はまばらになってしまうかと思いますが…それでも読んで頂けると幸いです。そして、私の体調の心配までっ...本当に感謝しますっ！！ (2018年8月2日 7時) (
レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - お帰りなさい！！そしてお疲れたまです！また続きが再開して嬉しいです。最近暑い上変な天気なので熱中症など(そうゆう私は、軽い熱中症になりかけました...)体調に気をつけて更新頑張って下さい。 (2018年8月1日 7時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - ミリアさん» コメント返しが大変遅れてすみません...っ！ リク、ありがとうございます！ より細かく書いて頂けたので、包帯くんの話で1章作れそうです！ 本当にありがとうございます！ (2018年7月26日 21時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 包帯くんの祖父母、ホワイト本丸の蕃神者と山姥切が恋愛の末夫婦になるもブラック政府の何かが気に触って本丸解体に山姥切は、刀解に蕃神者は、現世に戻された。ブラック蕃神者と一緒に包帯くんの母父も罰を与えて包帯くんの希望で親子の縁を切ったただ祖父母は大好きに (2018年7月20日 16時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 父親、政府役人で包帯くんの母親とは、政略結婚でお金と権力が全てで息子の事は道具にしか思ってない。自分が世話になっているブラック蕃神者に本丸を浄化した上で自分に戻すように言われ包帯くんをそこに送りこんだ本人そして監視と指示を出すため包帯くん担当でもある (2018年7月20日 16時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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