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「優樹菜、大丈夫かなぁ・・・・」
観客席付近で立ちながら、炭治郎はそう呟いた。
「・・・・うん。あんなに感情を表に出した優樹菜、久しぶりに見た」
「大切な両親を殺されて・・・・憎んでる以外の気持ちなんてないと思うよ」
ずぅぅんっと沈む空気の中で、約一名、永遠と咀嚼音を鳴らすものが。
それに前々から苛立っていた善逸はぎゅるん!とその人物のほうを向く
「伊之助!!お前もうちょっとは優樹菜ちゃんのこと心配しろよ!!なんでずっとなんか食ってばっかなんだよ!!」
「んあ?そりゃアイツはそんなことでへこたれる奴じゃねぇし」
パクパクと口の中にたこ焼きを入れていく伊之助の言葉を聞き、炭治郎は目を見開いた。
「・・・そうか、そうだな。優樹菜は強いもんな」
「あったりめぇだろ。なんてったて、アイツは唯一の俺の師範だからな!!」
「いや、優樹菜ちゃんに継子はいないでしょ」
そんな会話から明るい話になっていき、冷や汗をかいていたカナヲは落ち着きを取り戻して、轟と向かい合わせに立つ優樹菜を見た。
「・・・・頑張れ」
『_________』
そんなカナヲの気配に気づいたのか、はたまた偶然か。
優樹菜はカナヲを見つけると軽く手を振っていた
が、しかし。同じ方向には優樹菜のファンもいるわけで
「ギャー!!手、手振ってるー!!」
「やばいやばいやばい!!!」
「今日のこと絶対忘れられん!!」
「・・・・・・」
その異常な様子に、カナヲは再び汗を流したのだった
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ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔チョコミルク チョコミント味 2号さん» 私からしたらあなたの方が神様ですよ!?いつもありがとうございます! (2021年11月14日 21時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔チョコミルク チョコミント味 2号(プロフ) - この作品が好み系だった為後から一気読み系をすることにした私です。ゆゆさんマジ神。 (2021年11月14日 20時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - きつねさん» 私もです\♡/ (2021年10月9日 18時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 好きです。(真顔)( ー`дー´)キリッ (2021年10月9日 17時) (レス) @page29 id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ほたるさん» 嬉しすぎでは!?これはもう頑張るしかないですね!!私の方こそ、本当にありがとうございます!! (2021年10月9日 15時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2021年9月26日 20時