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『予想はつくけど、話って何？』
靴箱まで一緒に行っていた優樹菜が、ずっと無言の轟に言った。
轟は少し険しい顔をして立ち止まる
「今日の戦闘訓練で思った。お前・・・・あの時の鬼殺隊だろ」
『予想的中。一年前のあの日＿＿＿＿君を救けたのは私』
轟は入試の時から違和感を感じていたのだ。
あの者に似すぎていたから
轟と優樹菜が初めて出会ったのは一年前の夏。
鬼に襲われていた轟を救ったのが優樹菜だったのだ
『鬼殺隊の情報はヒーローにも知られてないの。内密にお願いね』
「ああ。それともう一つ訊きたいんだが」
『ん？』
「お前の本当の「個性」はなんなんだ？その刀じゃねぇだろ」
優樹菜の持つ竹刀ケースに入った刀を指させば、優樹菜は軽く微笑んだ
『・・・・それは言えないなぁ』
「なんで・・・」
『それも言えない。ミステリアスなほうが魅力でしょ？』
「・・・・・」
『じゃ、私は用事があるから。またね』
身を翻して去って行った少女に、轟は何も言わなかった。
否＿＿＿＿＿何も、言えなかったのだ
と、その瞬間。轟と歩き始めていた優樹菜の横を誰かが物凄い勢いで通り過ぎた。
「爆・豪・少・年！！」
『あれは・・・・オールマイト』
視線の先には、立ち尽くす緑谷と、オールマイトに肩を抱かれる爆豪。
自分の目元を抑えている爆豪を見て、優樹菜は話を聞かないほうがいいと察し、轟のところまで戻り、轟の腕を掴んだ
「えっ」
『行こ』
呆気にとられる轟をぐいぐいと引きながら、オールマイトに挨拶をして校門を抜ける
そこでようやく優樹菜は手を離した
「・・・・・・？」
『あ、ごめんね急に。ほら、あの二人の話は聞かないほうがいいかなーって』
「そういうことか」
じゃあな、と轟が今度は先に歩き出す。
優樹菜も息を吐いて歩き出そうとすれば、妙な気配を感じて立ち止まった
目を凝らせば、遠くから何やら叫びながらこちらに走って来る人物が
「優樹菜ちゃああああああんっ！」
「善逸！止まれ！止まるんだっ！！」
『・・・・・・・・』
善逸と、それを追いかけてくる一同
優樹菜はスッと真顔になると、飛び込んでいた善逸に思いきり手刀を加えてとどめをさした
『騒がしい』
「ぎゃっ！？」
☆
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ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» ありゃ！最初から読んでくださるの嬉しい(o^^o)ありがとうございます！YouTube・・・私も好きですよ笑 (2021年11月14日 20時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 一気読みしたほうが情報理解しやすい気がしたので今からこの作品を一気読みすることにします！（ちょっとYouTubeに浮気してたとか言えない…） (2021年11月14日 20時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 星猫さん» 嬉しいです！嬉しすぎます！笑ありがとうございます！ (2021年10月7日 18時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月7日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 春さん» お疲れ様です！返事遅れて申し訳ないです・・・本当にありがとうございます！ (2021年9月29日 22時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年9月25日 17時
