カノキド 不思議の国のアリス風！

マリー「4話‥です‥」言えた〜セト「凄いっすマリー！」 ページ5

マリー「もう何年か前のあの日も今日と
同じようにティーパーティーをしていたの」

セト「俺は買ってきたケーキを出して
マリーがお茶の用意をしていたときっす」

マリー「カノが凄く怯えている様子で
立っていたの。」

セト「カノは凄く暑い夏の日だったのに
長袖のパーカーを着ていたっす。」

「俺がカノに触れようとしたら」

「俺の手を払いのけて、
『お母さんごめんなさい、ごめんなさい、痛いよごめんなさい‥』
ってずっと呟いていたっす。」

マリー「でもそこにお母さんなんて
居なくって、
カノの近くに行って目を見てみたら
カノの目は私やセトなんて映して無かったの」

セト「カノはその日からずっとそんな様子で
いたっすけど、マリーと二人で話しかける
うちに少しずつ心を開いてくれたっす‥
いや、開いてくれていたっす‥」

キド「開いてくれていた？」

マリー「その頃は三人で一緒に遊んで
カノもいつも楽しそうに笑っていて、
それぞれが好きなケーキなんかも解ってね、
凄く楽しかったの。」

セト「それから数年たったある日いつも通り
三人でティーパーティーをすると
思っていたのにカノは」

「『僕はここに居ちゃ駄目なんだよね‥
バイバイ』なんて言って、
そんなこと言ってたのに笑っているから
冗談だと思ってそのままカノと別れたっす。」

マリー「今考えたらいつもより寂しそうに
笑って居たのに‥気づけなかったの‥」

セト「それから毎日のように遊んで居たのに
カノはあまり来なくなって、」

マリー「たまに来てもあの日見せた
寂しそうな笑いかたしかしなくなったの。」

セト「俺とマリーが知っているのは
ここまでっす‥」

マリー「キド!?なんで泣いているの!?」

キド「カノが‥凄く‥かわいそうで‥
それでも無理して‥笑って‥」

「森の中で‥一人でいて‥」

「カノの事ぜんぜん知らなくって‥」

セト「キド、
カノの事もっと知りたいっすか？」

キド「ああ‥」

セト「ここからは俺の予想なんすけど、
さっき俺とマリーが知っているのはって
言ったじゃないっすか？」

キド「言っていたな‥
それがどうした？‥」

マリー「そっか！あの人に聞けばいいんだ！」

キド「あの人？‥」

-------------
字数の関係で次！

モモ「5話です！君の目奪っちゃうよ！」→←カノ「3話だよ〜」駄作者「眠い‥Zzz」キド「ちゃんと書け！」

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

マリー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す