りんごジュース【中務裕太】

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裕太side




龍友「放送部何人入るんやろ笑」


『あんまおらんのんちゃう？笑』


龍友「果たして1年の美人2人は来るのか？！」


『まだ言っとんそれ笑』


龍友「だって来るかもやん？運動部ではなさそうやし、」



あ、そっか、運動部いつもチェックしてたな、龍友くん笑



『来たところでほんまに美人かわからんしな〜』

『そもそも名前知らんのやろ？』



龍友「あほか。調べたわ。」



『は、怖。そっちの方があほやろ。』


龍友「可愛い系が向井Aちゃん、綺麗系が梅本りのちゃん。」


『なんかきもいで笑』


龍友「そんなこと言うなや笑」



放送部の顔合わせ。

龍友くんが言うようにほんまに来るんなら

まぁ、見てみたい気もするけど

あんま興味、、ないし、。




龍友「んじゃ僕先行ってるから〜」



いつの間にか支度を終わらせた龍友くんは

俺を置いて行きやがった。

あとでなんか奢らせよ。

そんなこと考えながら放送室に向かう。



と、ドアの前に1人の女の子。

名札の色から見て、1年生。

ドアの前でうろうろしながら

入るのかと思えば帰ろうとして、



その姿が面白くて声掛けた。





『え、入らんの？笑』





固まった彼女を見てまた面白くなった。






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