りんごジュース【中務裕太】

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りのside




Aは中学の時からこうなの。


中務裕太という人物しか見えなくなって

Aに好意を持って近づいてくる男子たち相手にしなくて

てか、気づかない。

告白されても真面目に受け取らず、

中務裕太が好きなの、ごめんね！みたいな感じで流す。



だから、涼太も行動に移したのかななんて。




当の本人は相当それが効いたみたいで

私のとこに相談しに来た。

涼太の気持ちも、Aの気持ちも分かるからこそ、

どう言うのが正解なのか考えて話したつもり。


間違って、ないよね？


大樹ちゃんもいい所に来てくれて


3人でボーリングに行くことに。


沢山食べたから動かないとね。笑



『ほい、次Aだよ！』

A「ストライク狙うから見てなよ〜！」



なんて言葉を無視して大樹ちゃんに話しかける。




『ありがとう、来てくれて』


大樹「やっぱ、なんかあったの？あいつ」


『まぁ、笑』


大樹「言わなくてもいいけどさ、なんかAがいつもと違うとこっちも調子狂う。だから、早いとこ中務先輩と上手くいって欲しいんだけど。笑」


『大樹ちゃん、、切ないね！！いいよその感じ！』


大樹「、なんのことだよ笑」



A「よっしゃ〜！見てた？ストライク〜」



『見てた！いえ〜い！』



A「大樹ちゃん見てなかった！」


大樹「そ、そんなことねぇし！」


『大樹ちゃんね、見てなかった』



大樹「お前さ、、笑」



A「大樹ちゃんはどうせ、ストライクなんて無理だもんねうんうん。」



大樹「見とけよこのやろ」







私だって、大樹ちゃんと同じだよ。


この子がいつもと違うのはやなの。




早いとこ中務先輩とくっつけ！！笑




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