りんごジュース【中務裕太】

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裕太side



A｢し、失礼します、｣


聞いたことのある、可愛らしい声に振り向くと

そこには久しぶりに見る向井ちゃんの姿があった。

よく見ると後ろに梅本りのちゃんも。笑


龍友｢お、久しぶり〜、どした？｣


いつものように外を見ていた龍友くんも

2人に気づいてすぐ窓から離れて声かける。



A｢あ、あの、中務先輩に用があって、、｣


『俺？どした？』


A｢いや、その、。連絡先交換したいな、って…｣


『連絡先、？別にいいけど笑』


A｢あ！別に変な意味とかないですよ？！これを使って悪用してやろうとか、いたずら電話かけまくろうとか、売って稼ごうとか、、｣


『いや、あったら困るから笑笑』


この子、ほんま何なん、笑

いちいちおもろすぎんねん、

あたふたしとるとこもやし、
顔赤らめて目合わせてくれへんのもそう。


可愛すぎやろ。笑



A｢こ、交換して頂けますかっ？！｣


『もちろん笑』



交換せん理由も特にないし、

龍友くんに関しては、えー僕もしたいとか言っとるし笑


結局それから龍友くんも交換してもらって2人は帰ってった。



龍友｢やっぱ可愛ええな〜｣


『、おん』


龍友｢連絡先交換してくださいっとか、幸せ者すぎるやろ裕太くん｣


『いや、同じ部活の先輩やからやろ？』


龍友｢ろくに活動もない部活なのに？笑｣


『それでも、一応やろ、？？』


龍友｢僕らは先輩にわざわざもらいに行ってへんけどな〜笑｣


、、それは、

あの子がたぶん真面目すぎるんやろ、？

いくら部活がなくても

連絡くらいは取れるようにしとかんとあかんとか

思ったんちゃうん？そのくらいのことやろ？

頭働かしたらわかるやろ、。



『なんて、送ればいいんやろ、笑』


龍友くんに言い訳なんてするだけ無駄や。

そう思って話を切り替える。


龍友｢適当によろしくーとかスタンプ送れば？｣


なんて言う本人はもう送ってるみたいで、笑


もうなんか、色んな意味でこの人には敵わんなって思わされた。笑




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