りんごジュース【中務裕太】

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気が気じゃない。

はぁ、。憂鬱だ。

いや、楽しみ、？


ああもうわかんない！！！



りのに連絡先貰うぞ作戦実行だと言われ

迎えてしまった本日なわけですが、、。



中務裕太は拝むもので。眺めるもので。

それはそれは体育の時間走ってるだけでも、

登下校中に歩いてるだけでも、

授業中寝ているだけでも、いつなんどきでも尊きお方なわけで。


この前話したのはもう事故に近いっていうか、、


とにかく話しかけるなんて無理に等く、

とにかく無理なの、！



なんてことを言ったところで

りのは頑固なとこあるから聞いてくれないし

もうやるしかないのです。あぁ、ああもう。


涼太｢そんな理由でこんな落ちてんの？笑｣

『そんな理由じゃない。大きな問題だから。』

涼太｢いや、でも楽勝だって。連絡先くらい｣

『だからね？楽勝じゃないの。私が。』


モテモテな王子様にはわかんないでしょ。


涼太｢そうかな〜笑｣

『そうだから。』


なんて、やり取りもどんだけしても無駄で




気づけば放課後です。



そう、毎日放課後暗くなるまで教室に中務裕太と数原先輩が

2人で残ってるのは知ってるんです。

そりゃ調べてますから。

何もやることないからここで暇つぶしして帰るんですよね、

そしたらお金も使わず遊べるから。知ってます。

だから、、会おうと思えば会える。

教室は少し遠いけど、少しだし。




トイレで髪の毛とメイクしっかりチェックして

携帯持ってるのか、りのに確認されて

いざ2年3組の教室へ。


ちらっとドアの隙間から中除くと

教室には中務裕太と数原先輩の2人だけ。

数原先輩がいてくれて良かった。

中務裕太だけだったら心臓持たない。白目むいて倒れる。


りの｢ほら、ここまで来たからには行くしかない｣


って何故か私より張り切ってるりのに背中押されて


恐る恐る、ドアを開けて声掛けた。



『し、失礼します、』




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