ATYの3女になっちゃいました！？

12 どうしよう… ページ12

夕香里side

日香里ちゃん……

あの腕のアザを見てから、私の頭の中は日香里ちゃんのことでいっぱいになった。

まだまだ知らないことだらけで、私は一体どうすればいいんだろう。


「はぁ…」
今日はATYの新作の練習の日だ。
今日やっと名前を知ったばっかりの日香里ちゃんを置いて家を出るのはどうしても気が引けてしまう。

でも……
やっぱり練習はしないと…。
撮影日を伸ばしてしまうということはそれだけいろんな人に迷惑をかけてしまう。
ジョニーだって忙しいだろうし…

一旦、明香里に相談することにした。


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明香里side


「え……！」
でも良く考えればそうだよね。
私は暴力っていう言葉を軽く考えていたのかもしれない。

腕全体に広がるアザなんて……。

「うん…やっぱり私も置いていっちゃうのは心配だな…。」

夕「だよね…。」

「なら、スタジオ…一緒に来てもらう？」

夕「───！」

「それならさ、心配ないでしょ？」

夕「うん…。」

「もし撮影だったらあんまり良くないかもしれないけど、今日は私たちだけだからさ。」

夕「そうだね。」

「じゃあ…いっかい日香里ちゃんに聞いてみようか。」

夕「うん。」

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