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次の日。
教室で研磨が来るのを待っているが、なかなか来ない。
ホームルームギリギリでやっと来たと思ったら、研磨はマスクをしていた。
「研磨おはよう……風邪？」
「うん、朝から咳止まらなくて…」
そう言いながら咳をする研磨は辛そうだった。
絶対私のせいだ。
「熱は？」
「ない。ただの風邪だから大丈夫」
研磨が風邪をひいているというのにのど飴も何も持っていない。
私が心配そうに見つめていると、研磨は優しそうに言った。
「本当に大丈夫だから。そんなに心配しないで」
「でも…」
「自分のせいとか思ってるでしょ。別にそういうわけじゃないから」
「うん…」
研磨はそう言うが、授業中も辛そうに咳をする。
なんだか途中から顔も赤くなっている気がする。
「研磨ー、水買ってきたよ」
「…」
「研磨？」
返事がない。
研磨の額に手を添えると、昨日とは逆に熱を持っていた。
「研磨…やっぱり早退した方がいいよ。保健室行こう」
「ん…」
「立てる？」
「うん」
研磨の腕を私の肩に回し、保健室まで連れていく。
保健室にはタイミング悪く先生がいなかった。
職員室にいるかもしれない。
勝手にベッドに寝かせるよりまず呼びに行った方がいいだろう。
そう思って保健室を一旦離れようとすると、研磨にふと手を掴まれる。
「…研磨？」
「待って、ここにいて」
「え……」
今までそんなことを言ったことはなかったのに、急に甘えてくる研磨に私は心臓が飛び出そうになる。
私は研磨の言う通りに隣に座ると、研磨はいきなり私に抱きつく形で体重を預けてきた。
「…ごめん。今だけこうさせて」
「いいよ…今だけじゃなくても」
「ありがと。伝染したらごめん」
「大丈夫だよ」
しばらくすると先生が来てくれて、研磨はベッドで横になる。
隣で研磨が寝るのを見守り、研磨が熟睡する頃には私も眠りについていた。
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チョコ - とっても面白かったです! (2020年12月7日 23時) (
レス) id: b3f09b082b (このIDを非表示/違反報告)
Namo◎(プロフ) - りんごあめさん» こちらこそ最後まで本当にありがとうございました！りんごあめさんのようなコメントのおかげで頑張れました！これからもよろしくお願いいたします(^_^) (2020年4月5日 17時) (レス) id: ecfedaf1f0 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - お疲れさまでした！素敵な作品をありがとうございました。ゆっくりと休んでください！ (2020年4月2日 22時) (レス) id: e7faacb67c (このIDを非表示/違反報告)
Namo◎(プロフ) - りんごあめさん» りんごあめさんありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！ネタが思い浮かんだらたくさん更新していきますね！そう言っていただけて助かります！ (2020年3月16日 21時) (レス) id: ecfedaf1f0 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - 研磨の作品で一番好きです!毎回ドキドキして、心臓が持ちませんよー(笑)更新楽しみに待っています！崩壊してないの凄い！! (2020年3月14日 21時) (レス) id: e7faacb67c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Namo◎ | 作成日時：2019年11月4日 22時
