第八話【独国語】 ページ7
入学式が終わったらしい。
去年は見ていたけど、今度は私は対抗戦をしなきゃいけない…。
「なんで私なんかが……」
家族の中でも私の魔法はあまり強くない。
私の姉、椿姉はアキュレトール皇国でも凄腕の魔法使い。
椿姉がくれたブレスレットのおかげで私は魔法の抑制が出来た。
感謝してもしきれないくらい。
「ってあれ?煙?」
一緒に行動している燈 煙はすぐ何処かに行ってしまう。
「もう煙ったら……!」
探していたらきりが無いので一旦教室に戻ることにした。
と、歩いていると見慣れた後ろ姿が、
「零夜!」
小走りに近づくと、振り返って
「…なんだ、美愛かよ」
1つ年下の癖に生意気な……!
「なんだって何よ!」
ぷぅと頬を膨らませると、横から突かれる
「……やる」
ぶっきらぼうな口調とは裏腹に優しく渡されたソレは、
「マカロン!しかもチョコの!」
ヤッター!と浮かれていて、煙が何処かに行ったこともすっかり忘れていた。
憂鬱だった対抗戦の事も。
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ブラックアイ - 更新しました (2018年10月23日 18時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックアイ - 更新します (2018年10月23日 17時) (レス) id: b64c02d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
閑(プロフ) - 更新します!! (2018年10月23日 16時) (レス) id: 2baf58587d (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新しました (2018年10月22日 20時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 更新します (2018年10月22日 19時) (レス) id: 1b69b5d6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪白 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年10月14日 21時