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▽落とされる5 ページ6

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「Aさんは如何なされますか?【普遍型】などと組むのは…」
⁇「は?なんやその言い方」
「ゲッ、お前はA1の問題児……‼お前は私とだ!」



私に話し掛けてきた同じクラスの男子生徒。根は良い人なのだが、なんせ声がでかいのと忠誠心がでかすぎる。別に、誓わせたつもりも無いが。
そんな彼に食って掛かったのは、乱雑な髪を一本に結いた翡翠色の男子。「王様か」と吐き捨てられた言葉に温度は無い。



⁇?「おいゾム!!!いやほんまにすみません!!」
⁇「ご無礼を…!」



声のでかい彼もこう見えて一応S1クラス。
翡翠色を引きずる姿を見たらしい、背の低い男子と赤マフラーが特徴の男子が私に頭を下げてきた。

二人は先程、少しだけ目立っていた二人。特に背の高い男子の方が"剣士様"の話を聞いて目を輝かせていたっけ。
ばたばたと慌ただしいのは早くペアを組まねばいけないからで、先生の「もう決めたな?」の圧で全員固まった。


決まっていないのは私と彼ら二人。遠くの方で先の翡翠がうだうだしている。




「…そこ二人、お前らはアールグレイとだな?」
⁇「え"っ」
⁇?「んぇっ!?」



ばちりと目が合う。「それでは始め」と言う先生の合図と共に、其々散らばっていった。
え、私二人とも見るんですか。そうですか…別に良いですけど。すみません、と謝罪を述べる二人に『構わない』と一言吐いた。



⁇?「一気に二人も…」
『君ら【普遍型】程度、私からすれば何の造作も無い』
⁇?「…はい、すみません」



言った後に、言いすぎた、と思ったのはいつがさいごになったっけか。今の様な会話が当たり前になってしまって、仕方がない、と片付ける様になった。



tn「…では改めまして、A1クラスのトントンと申します」
rbr「同じくロボロです。さっきのうるさい奴は"ゾム"で…あぁ見えても彼、【特殊型】なんです」
『…A1なのに?』
tn「素行が悪くて。あと能力が使いこなせて無いのもあります」



そんな話聞いたことが無いな、と翡翠を探す。
が、ペアがあの声デカ忠犬なら今頃山の向こうだろう。彼の能力は速さだから。


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和奏(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…… (2022年7月23日 1時) (レス) @page30 id: 670d6c146b (このIDを非表示/違反報告)
- 帰って来て欲しい、、この作品はめっちゃ神だから、、我儘言ってごめんなさい。他でなんか言ってたらすみませんm(_ _)m (2021年4月1日 11時) (レス) id: e3a78427cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月5日 17時

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