【wrwrd】強者、落とされる

Prologue ページ1

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将来有望な"人間"を育成するこの学校は、国内でも名高い、国が誇る有名校。16歳から20歳までの人間が通う、wrwr国独自の学校である。
そうしてこの学校_____この世界には"異能持ち"という者達が存在する。謂わば"魔法使い"の様な。
勿論全員、基礎的な能力はあるのだが。



「おい、A様が来られたぞ…‼」
「目を合わせるな。失礼に値する」



人は7歳までに【特殊型】と【普遍型】に分岐する。

特殊型の出生率は、1割にも満たない。
その【特殊型】を成るべく多く集めたのがこの学校、wrwr国立学院である。特殊型が生まれたとなれば、その家柄は一転、平民だろうが貴族以上の扱いを受ける。




そんな学院を統べるのは、誕生2歳にして【特殊型】が発現した貴族出身の長女A・アールグレイ。異能は【不明】。





⁇「なんやアイツ。腹立つな」
⁇「ヨシヨシされて育って来たんやろなぁ」
⁇「まだ喃語喋ってるんちゃいます？」


「おいそこ！！！！存在自体が幻のあのお方に何を言っている！！！俺自ら焼き払ってやろうか！」
『いや、別にいい』




有智高才、威風堂々。どの言葉にも当てはまると、この国の人間なら誰もが言わずと知れている尊き。生ける伝説。



ピタリと足を止めたAから吐き出された言葉に皆が息するのを忘れる。彼女に話し掛けられる事自体、家宝に出来るレベルなのだ。そのくらい彼女は、遠い存在の特殊型。

「しかし、」と口走ったところで、男子生徒の方もその場にいる全員も顔面蒼白。これは立派な反抗。








『不服かね、君』








皆の【絶対】は、A・アールグレイが基準である。








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［Profile］
#A・アールグレイ
　18歳の【特殊型】。元々貴族の出でのお嬢様で、齢2歳にして【特殊型】が発現。この学校の会長で、この学校の絶対的存在。一部からは「王様」などと呼ばれている。
・能力__？





［wrwr国立アドラー学院］
16〜20歳までの人間が通う優秀な人材を育てる為の共学で、年齢関係無く実力でクラスが振り分けられる。ただ、【特殊型】と【普遍型】は別クラスと分けられる。




※追加アリ
※他面子の説明は本編にて！

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