▽天の声と怒声 ページ24
『切られました』
耳に付けていたインカムを外して通信が途絶えてしまったそれをロボロさんに渡せば「え」と驚いた声が返ってきた。きっと電話の向こうの"コネシマ"という男は、モニター室に侵入者でも出たのかと思ったんだろう。
それをロボロさん本人に言えば一瞬考え込んだ彼は「ちゃいます」と深刻そうな声。
rbr「またうるさいのが増えよる…」
『うるさ…？』
rbr「そのコネシマ、って男も活殺屋さんのファンやから何らかの理由付けてここまで来たいだけですよ」
『あぁ、成る程』
とにかく、と口を開いロボロさんは席から立ち上がって私の腕を取った。
rbr「夕食時に全員と顔合わせると思うんで」
そんなにうるさいのか。その辺はよく分からないが今はどうしても自分とそのコネシマという男を会わせたく無いらしい。私的には、総統からの依頼が貰えれば何でも良いから会っても合わなくてもどちらでも構わないのだが。
ロボロさんが引こうとしないので着いていくしかないですねこれは、えぇ。
自分より少し背の低い彼に腕を引かれて立ち上がれば、真っ直ぐに扉へ歩き出したロボロさん。そのまま扉を開けて部屋の外に出れば先程と変わらず、このモニター室が目立たない場所にあるからなのか、誰の姿も見えなかった。
rbr「あ、活殺屋さん…」
『はい、なんですか？』
rbr「今の時間わかったりしますか」
『18時過ぎ…ですよ』
「まだ早いなぁ」と顎に手を当てたロボロさんの背を追って歩き出す。ふと後ろに歩く自分の存在に気づいたのか私に歩を合わせて隣に歩き出した彼。
女子にモテそうな振る舞いをする人なんだな。
今日は半日くらいトントンさんと外にいた気がする。実際そんな長い時間では無かったのかもしれないが…、
長い廊下を歩いて突き当たりに見えた大きな扉。
少しだけ良い香りがしてくる辺り、食堂だろうか。
『あの…ロボロさん、』
rbr「はい！なんで__))syp「は？何で手引いてるんですか」」
ふと後ろから掛かった声に振り返ってみれば其処に居たのは紫色の瞳をしたショッピさん。
あぁ、そういえばと思い出した様に手を離したロボロさんだったがショッピさんの黒いオーラが消える事は無いらしい。
⁇「ロボロォォォォ！！！！！」
今度はなんですか。
騒がしすぎるんだよ、この城。
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野菜 - 文才ありｽﾞｷｨ!!!絵も凄いですねぇ… (2020年12月25日 22時) (
レス) id: 13d957e87a (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - 更新頑張ってください！！応援してます。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
白玉色の赤えのぐ - あと更新がんばれください！！！！ (2020年11月11日 20時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
白玉色の赤えのぐ - 貴方めっちゃ絵上手いですね！貴方めっちゃ絵上手いですね！貴方めっちゃ絵上手いですね！（大事な事なので三回言いました） (2020年11月11日 20時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 雫さんの文章表現力と画力が大好きです！すっごく、すっっっごく尊敬しています！陰ながらですが、これからもずっと応援しています！！あまり無理はなさらないように…！ (2020年11月8日 22時) (レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年5月23日 15時
