コナン君だけお引き取り下さい。II【沖矢昴】

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結局、昴さんにもお昼を作るのを手伝ってもらってなんやかんやで完成したオムライス。少年探偵団達はテレビの方でソファに座って食事中__


珍しくコナン君も哀ちゃんも向こうにいる。


なんでこーゆー時だけ…




沖「美味しいですか？」

『すごく』





しかもなんか痛い程視線を感じるし。主に少年探偵団達から。昴さんの視線は元々だけどね。



歩「歩美やっぱ__と思うの！」

光「ですよね！」

元「おれも賛成！」



なにを話しているかは分からないが盛り上がっているようで何より何より…


「うるせーぞオメーら」というコナン君の一声も、いつもどおり騒ぎ声に消えていってしまって。
小学生、って感じの声が響いていた。
楽しそう…。いいな。
私もそっちに行きたいな？




『はぁ…』

沖「おや、悩み事ですか？」





悩みの元はあんただよ。




とは言わずに『まぁ、』と曖昧に返事をすれば「大変ですね」と微笑まれた。解せぬ。だから、あんたの所為なんだってば。




歩「Aお姉さん！」





後ろから声を掛けられたから振り向けばそこには可愛らしい歩美ちゃんが。それからすぐ後ろに哀ちゃんも




『どうしたの？』

歩「歩美達とトロピカルランド行こ！」

『はぇ、？』

歩「ダメ？」




あ、首傾げる天使発見。

いやけど、あんな人が多いところに大人一人で見るのはちょっと。せめて阿笠博士とか蘭ちゃんとか来て欲しい。それにバイトだってあるんだよ私。





『えと、遠慮しま___灰「さっき壊したフライパン…博士の新作で、費用高かったのよね」




…行こうか、歩美ちゃん』


「「やったぁ！！！」」





元太君と歩美ちゃんと光彦君が嬉しそうに声を上げた。哀ちゃん、よくわかってるじゃないか。


騒ぐ三人を置いてコナン君もこちらに来れば苦笑した顔で、とても一年生とは思えない。





江「ま、博士の発明品が壊れるのはいつもの事だけどな」

『え』

灰「さぁ？なんの事かしら」




江「オメーも大概じゃねぇか」
灰「貴方に言われたくないわ」




なんの話かは知らないけど…


哀ちゃん嘘吐いたんですか…あ、けど。





『可愛い嘘とか小学生っぽくて好きだよ哀ちゃん』
灰「…その頭医者に診て貰った方が良さそうね」
『辛辣』



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