41___小さな目印 ページ28
あざといコナン君に「これあげる!」と元気な声で手渡されたのは小さな機械。銀色の細長い鉄の棒みたいなやつで、軽い。
……な、なにこれ
持ってても大丈夫なやつなん?捕まらんか私。
江「この前、博士が僕達に探偵団バッチ作ってくれてたでしょ?」
『えぇ?あぁ…通信機能の』
江「そう!それと似た様なやつだよ。
まだ試作段階っていうのもあって、バッチと比べたらちょっと性能は落ちちゃうんだけど…」
苦笑しながらそれを私の腕につける。こんな鉄の棒がどうなるのかと思ったのだが、
碧色の小さなボタンを押してみて、と。言われた通りに押せばその鉄の棒が変形して私の腕に巻き付いた。
所謂、ブレスレットみたいな。
『うぉ、なんだこれ…凄い近未来的』
江「無くさない様にね!この事はみんなには秘密だよ」
人差し指を立てて、しーっ、と言うコナン君に胸を打たれ全力で頷いたのは言うまでも無い。
『それで?これを渡した本当の意味は?』
江「…そんなの、Aさんを守りたいからに決まってるじゃない!」
笑顔で無言の圧。
これ以上聞くなーって?ちょっと…今時の小学生の脅し怖ないですか?
『そっか、ありがとう』
取り敢えずそれだけ言えばコナン君は探偵団達の方へ行ってしまった。まったく怖い子だねあの子は…怖い無言の圧には逆らわないと決めてるので。
社会の波に乗ることも大事だよね。
なんて他愛も無い話をしていればあっという間に時間は過ぎてしまって。
『なんか眠くなってきたな…』
歩「寝ちゃ駄目だよ!Aお姉さん!今からタワーに向かうんだから!」
光「そうですよ!駄目です!」
元「寝たらうな重奢れよな!」
なんでだよ。うな重かよ。いいよ別に。奢ってやんよ
コナン君はさっき、何故か先に帰ってるね!とか元気よく病院から飛び出して行ってしまった。
こんな夜に子供一人なんて危ない…と思って私も行こうかと言えば
__江「Aさんは蘭姉ちゃん達を頼んだ」__
って言われて、
訳もわからず頷いてしまった。
『…ったく、なにがなんだか』
.
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零(プロフ) - いつも楽しみにしています!これからも頑張ってください!!!すきです!(名前一緒ですね) (2020年3月3日 17時) (レス) id: 0555cdda7c (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 赤井さんによるコナンくんのトイレ近い認識にはめっちゃ笑いました(笑) (2020年2月2日 20時) (レス) id: 15ab691acf (このIDを非表示/違反報告)
陽毬 - 零さん» 今書かれてる映画のところ見ました!(テレビで、ですけど)原作の流れに沿ってて、夢主ちゃんが自然に登場してるのが面白いし楽しいです!毎回高評価ポチしてます 数には入んないんですけど、、無理のないペースで更新してください 楽しみにしてます! (2020年1月27日 21時) (レス) id: 8fcda6294e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 陽毬さん» 一気読みですか!?ありがとうございます…改行のところまで細かく見てくださってるとは…更新頑張ります!!真実はいつも1つ!(多分) (2020年1月19日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - SAKURAさん» ありがとうございます!出来るだけ早めに更新出来たら良いです、頑張ります! (2020年1月19日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2020年1月7日 11時