▽有能な兵士 ページ13
は、はっずかしー。恥ずかしい。もういっそ消えてしまいたいレベルで恥ずかしい。
どうせ弾入ってないだろ、とか死ぬ程イキッたよ私。
どういう事だ、という意味で目の前に座る彼を見ればすっと目を逸らして笑いを堪えている。
syp「で、何してるかは興味無いんすけど、俺もAさんに用件があって」
『…なに、ショッピ君』
syp「総統閣下の処刑日程、決まったっぽいですよ」
淡々と言葉を吐いたショッピ君は気怠そうに両手をポケットに突っ込んで、一人用ソファにどさりと座った。
それからワンテンポ遅れて、
「さっき上官に言われました」と。
『…それは、』
syp「詳しい事は知りません。後々、Aさんが呼び出しても喰らうんじゃないんすか？」
『喰らうって君』
syp「捕食者に捕食されるAさんか、まぁ頑張ってください」
あれ、部下ってどついても良いんだっけ？？？
完全に煽る価値も無いの顔を向けられた私は上がりかけた拳をぐっと堪えることに精一杯である。
がんばえ私。
_______処刑、
あの総統が処刑。
何とも言えない気分だった。
敵だし、総統だし別に死んだってどうでも良いのだけれど、良い気はしない。
それが妙に腹立たしい。
tn「…この話、俺が聞いて大丈夫なんですか」
syp「大丈夫っすよ。ガバはこの人の所為なんで」
tn「ガバ…？」
syp「この前も火薬の発注ミスってたんすよ。一体何年、指揮官やってるんだか」
『はいそこー、人の悪口で盛り上がるんじゃないよ』
盛り上がるならせめて私も混ぜろ。
ショッピ君と豚六君は案外話が合うらしく、
私が執務の机で課題を見ている時も何やら楽しそうに話していた。
くっそ、補佐ッピ君、手伝ってくれ…
念力的な何かを視線で送るもまったく気づく気配が無い。
気づいたかと思えば、ふっと笑ってまた豚六君と話始めてしまった。
…そろそろキレそう。キレていいかな。
『何しに来たの君ら…』
そんな私の呟きも虚しく消え、
結局私の就寝間際まで二人で談笑していた。
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零(プロフ) - kouboukunさん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！多分は基本的に危なそうだな…という勝手な想像に共感してくれている様で何よりです…()これからも更新頑張ります！ (2020年5月24日 18時) (
レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
kouboukun(プロフ) - なんかこれを見て思いました・・・。総統の多分は危ない多分ですね(*´▽｀*)面白かったです！すごく夢中になって読める小説だし、奥が深くて、好きです！（突然の告白。）これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月20日 16時) (レス) id: 6b5d77f9d6 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - seruharu217さん» syp君についてはまだ出て一話目ですので、情報量が少なかった様ですみません…次の話辺りからもう少し詳しくするつもりですので、その際分かるかと…！（質問に添えていなかったら申し訳無い）ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！頑張ります！ (2020年5月15日 23時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます！今や社会はその話題で持ちきりですしね…無事元の暮らしが出来る事を祈るばかりです。今後も面白い作品に出来る様、更新頑張っていきます！ (2020年5月15日 23時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
seruharu217(プロフ) - あの、すみません。ショッピ君ってどんな立場ですか？二人いる感じなんですかね・・・？このお話は好きです！更新頑張ってください！ (2020年5月13日 17時) (レス) id: e769def405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年3月15日 14時
