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▼18話___「演者」 ページ23

ー沖矢昴))S.A sideー



数分前に起きた事は自分の中で無かった事にした。



危ない危ない。少しだけ危機感を持って貰う為に脅しに掛かったが、此方を見上げるのは余裕そうな顔で笑う昔のままの上司だった。愛しい人だと思ったのはここだけの話。一歩間違えれば俺は今頃日本の警察に捕まっていたかもしれない。
降谷君に示しが付かないな…。

次はどこまでやってやろうか…(反省してない)



「…あ、家までお送りしましょうか?此処まで無理矢理連れて来てしまった様なものですし」
『自覚あったんですね』
「勿論ありますよ。知った上での行動です」
『…最悪じゃないですか、』
「はは、すみません」



『送りは要らないです』とはっきり返されてしまっては此方も何も言えなくなる。

沖矢昴としても、この後溜めていた大学のレポートがある。そろそろあの増えた山を減らさなければ…仕事詰めの日々プラスαであのレポートの量を片付けるのは無理だ。
今回は大人しく頷くとするか。




「そうですか」




いつも通りの笑顔を貼り付けてありきたりな反応を見せれば返ってきたのは苦笑。少しだけ揺れた空気に気づかない訳もなく、久しぶりのこの柔らかい雰囲気に浸っていたいと心から思う。
彼女は今までどこにいたのか…なんて野暮な話はまたの機会にしよう。

今はただこの人と数年ぶりに再会を果たせた事に感謝するしか無い。




『、そういえば…コナン君とはよく話すんですか?』

「彼の親戚にこの家を借りているのでね。
返したい恩はそれなりにありますよ」

『まぁこんな豪邸ですもんねー。私も豪邸でもなんでも、広い家に買い替えましょうかね…』

「おや?なら、此処で一緒に暮らしてみますか?」

『却下で』




素早く反応してきた返答に顔を歪ませる。

何もそんな瞬時に反応して否定しなくとも…仮にも俺は貴女の部下なんですが。


違和感のない笑みが引き攣り始める前にひとつ深呼吸して手元にあった空の珈琲カップに目をやる。
彼女のカップにはまだ少しだけカフェオレが入っており、それが無くなればこのひと時も終わってしまう。
惜しい気もするが、それまでの短時間を楽しめる様、
沖矢昴を演じ切らねば。

作者より→←▽17話___「冗談混じりの本音」



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カーミィ - すごく面白いです。更新お願いします‼️ (6月11日 23時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 赤井さん…というか沖矢さん頭なでなで羨ましいのね(笑)……何それくっそ可愛ええな(真顔)推しが可愛すぎて辛い…更新楽しみにしてます! (2020年4月25日 16時) (レス) id: 15ab691acf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲さん» 返信中々出来ずすみません。赤井さん格好良いですね本当…同士が沢山いる様で何よりです))格好良い=赤井秀一と勝手に脳内変換されるくらいにはなってます。ありがとうございます、これからも楽しめる作品に出来る様、更新頑張っていきたいと思います! (2020年4月25日 11時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あずさん» 返信中々出来ずすみません。ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです。言葉は大切ですよね(便乗)更新頑張ります! (2020年4月25日 11時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
- すごく面白いです!更新されるのを楽しみにしています!赤井さんカッコイイですよね〜。続き楽しみにしています♪頑張ってください!! (2020年4月1日 15時) (レス) id: bc6f57181b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月21日 21時

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