【文スト】問題児二人の教育係として葛藤中。

07.首領の見解 ページ8

これはどういう状況なのか。


幼女といえど女の子だ。成る可く其方を見ないように______




『っ、何を破廉恥な！！今すぐその女の子から離れて下さい！！殴り飛ばしますよ

子供に悪影響ですから』




森「あ、えっと……エリスちゃんごめんね？」
「嫌よリンタロウ！！……あと、なんか見知らぬ人がいるわね」
森「彼は教育係だよ…A君意外と初心…」






何を言ってるんだこの首領は。頭可笑しいんじゃ無いのか？

首領が持っているドレスを剥ぎ取り、上裸の女の子に歩み寄ってさっと渡し着るよう促す。
そうすれば素直にそれを着てくれる女の子。



聞き分けのいい子は好きですよ







『それで？ご用件は何でしょうか、首領』

森「圧が怖いんだけどA君。あ、彼女はエリスちゃんだよ。可愛いよね、君も赤面してたし。」

『それとこれとは話が別ですが話を逸らすのならば私はこのまま中也君の生徒指導に当たりますよ』






「生徒指導…」と復唱するように言った中也君余所目に目の前の首領を見る。


私の前で何故か首領が正座するという異様な光景。

ごめんなさい、と萎縮しきった彼は首領の面影など微塵も無い。そんな彼を立たせて要件を再度聞く。



お母さんじゃないんだからやめて欲しい。





森「A君怒らせちゃ駄目だね」
『何か？』
森「ううん何でもないよ」





これは首領も教育ですか。

私そろそろ疲れてきたんですけど、





森「……さっきの戦闘、私も拝見させて貰ったよ。中也君はマフィアの中でもトップの成績でね、


それを君は易々と交わした。まぁ簡単だったかは知らないけれど。

一つ善いかな？
A君戦闘の経験は？」


『無いです』




当たり前だ。



不思議そうな首領の視線を感じる。




森「ほう？なら何故あんなに動けたのかな？」
『部屋にあった本を読んだだけですよ。中也君がその通りの動きをしてくれていたので、』

中「げっ、まじかよ」
『げっ、とは何ですか失礼な』




＊

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