▼配信42 ページ3
『ええ…？炎上…？軽く？』
ut「そお。Aが気分悪なった発言したからやと思うけど、まああんま気にせんで」
『…。しばらく動画でられへんわこれ』
ut「大丈夫やってそんな深刻なモンちゃうやん」
『深刻やってぇ……うわー申し訳な、ラジオも休もうかなあ』
ほれ見たことか。
寝起き早々にSNSを目にした彼は炎上に撃沈し机に突っ伏してしまったではないか。さてどうしたものかと自分の携帯を見てみたがちょうどゾムから連絡がきていた。
こういうメンバーについて早いゾムはAは大丈夫か？と連絡していて。
大丈夫なわけ…
ut「ほらAさん立って〜、ベッド行かんと身体痛めてしまうから」
『無理…俺はもうやっていけない』
ut「らしくないでおまえー。いつもなら大丈夫やろってシッマと笑い飛ばすやん……ええ？何、なんかあったん。明日の撮影お休みする？」
『お休みはしない』
みんなに迷惑かけるのは違う、と。
普段なら本当に軽く返すだけだったのだろうが疲れと眠気でいつもより落ち込みがひどいような
元々Aは鋼メンタルではない(本人はへらりとしているが)ので、こう言う時はそっと優しく放っておくのが良いのは俺も他のメンバーも分かっていた。今まで裏方を任されていたのもこう言うことがあるからで……
休止前に一度グルッペンにチームを抜ける、と話をしたらしいが彼の欠損は大きすぎるので彼と話したあって何とか休止という形になった。
その時偶々その場に居合わせた俺がよくAと話したりだとか遊んだりだとか…するようになって
ut「わかった。メンバーには話しとくからもう寝えや」
こう言う時の支え役になった。
華奢な身体を支えながらもう半分夢の中へ入っている彼をベッドへと運んで、布団をかけた。
ut「あ、A明日の撮影はしょうてんやから」
『分かった』
ut「スマホ充電しとくで」
『んー…』
ut「はは、おやすみー」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 986人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コム＠ヘラ鳥推し(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!! (2022年12月10日 13時) (
レス) @page25 id: 3acc1adf96 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 完結お疲れ様でした！話の内容や書き方、全てにおいて好みでとても楽しく読ませていただきました。これからも頑張ってください！ (2022年12月10日 11時) (レス) @page25 id: ed9e6e4b74 (このIDを非表示/違反報告)
にの - 長い間、お疲れ様でした。零さんのお話の書き方はとても丁寧で読みやすかったです。これからも応援させていただきます。 (2022年12月9日 21時) (レス) id: 11a3c31381 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 沢山の更新嬉しいです、ありがとうございます!! (2022年11月30日 7時) (レス) @page12 id: ed9e6e4b74 (このIDを非表示/違反報告)
にの - この作品の主人公くんが大好きです。更新お待ちしてます！ (2022年11月19日 18時) (レス) @page5 id: 11a3c31381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零
| 作成日時：2022年9月10日 14時
