▽悪夢の再来18 ページ19
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『えっ』
バスから降りてのんびり家に着いたのが22時。
そして、隣の家の玄関先で疼くまる影がひとつ。
『トントン何やっとるん。そういうプレイ？』
tn「おま…そういうこと言うなや」
『で？何してん』
tn「鍵家の中に忘れたまま家出て詰んどる。ちょうど今着いたんやけど、家族揃って出かけてんの忘れとったわ」
『わろた』
てめえ、と此方を睨むトントンだがふざけているので別段怖くはなかった。これが真冬ではなくて良かったかもしれないが秋終わりのこの時期は夜になればちゃんと冷えるので少し心配でもある。
『帰ってくるまで家来いよ。入れてやる』
tn「え、でも…」
『今更遠慮する間柄でも無いやろ、一緒に風呂まで入った仲やん！』
tn「ばっ、おま、急にそう言うことをデカい声で言うなや！しかもそんなちっちゃい頃の事…」
『やーごめん、ショッピくんとこの話してたら懐かしくなってもうて』
べらべら喋んなそんな事、と言いながら此方へきたトントンを家にあげる。
でもよく考えたらこいつ彼女おるしあんまこう言う事あかんのにな。だとかそんなんを口に出せるわけもなく、自室に入ってリビングから聞こえてくる母とトントンの楽しげな声を聞いた。
いつものラフな格好に着替えてリビングへ降りればすっかり昔に戻った様だった。
「ほらA。ご飯冷めちゃうわよ」
『あっうん』
「なんだかこうしてAと豚平くんが並ぶと昔のことを思い出すわね」
「本当だな。豚平くんなら安心してAを任せられるんだが、どうだ？嫁に貰ってみるか？！」
『父さんほんまに一回黙った方がええで私の目潰し食らう前に』
なんでだってそんな地獄みてえな話題を今ここに持ってきたんだ父よ。
ちらりとトントンの方を見たが特におかしな様子はなくいつも通り笑いながら話していた。
「なんだA…昔はあんな二人とも小さかったのに…風呂まで一緒に入ったやろ3人で…」
『父さん、黙ってもらっていいかな！？』
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ニノ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。完結おめでとうございます！！最初幼馴染みの子が何かやからすんかなと思いながら更新を待っておりましたが、最後の最後で「あっ」となり同時に暖かい気持ちになりました。見事に釣られた気分です。素敵な小説を有難うございました！ (2022年12月10日 18時) (
レス) id: 36c64675ec (このIDを非表示/違反報告)
タラバババ - 完結おめでとうございます‼語彙力皆無なのでいいコメントできないですが、とにかく面白かったです‼‼ (2022年12月9日 22時) (レス) @page44 id: 3e7e23078b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 月の光さん» 私自身が言うのも可笑しな話ですが、本当におめでとうございます（？） 最後まで応援していただいてありがとうございます！嬉しい限りです！なんと新作の方も…！？ではまたお会い出来るのを楽しみにしておりますね☺️ 本当にありがとうございました！ (2022年12月9日 18時) (レス) id: 7ee9bc58ce (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 瀬田さん» とても心温まる感想、本当にありがとうございます。作中は何かと焦らす場面が多いなぁと書いている私自身も感じておりました。無事完結できて良かったです…！最後まで読んでいただきありがとうございました☺️ (2022年12月9日 18時) (レス) id: 7ee9bc58ce (このIDを非表示/違反報告)
月の光 - おめでとうtn氏！！おめでとう夢主ちゃん！！陰ながら応援させてもらってました。完結おめでとうございます！！ 新作行ってきます！！ (2022年12月4日 19時) (レス) id: f3c01cad39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2022年8月19日 8時
