▽悪夢の再来17 ページ18
．
マンちゃんとゾムさんが帰宅した後。店内を掃除して、ショッピくんと帰路に着く。
まさかの爆弾発言で最初の方は戸惑ったが、オスマンという人間はちゃんと引き際をわかっているタイプらしくあのあも普通に話せる様になった。なんやかんやでいいやつそうだしまあ悪く無いなと思ったのが正直なところ。
syp「ひとつ、…変なこと聞いてもいいですか先輩」
珍しく先輩と呼んだショッピくんにきょどりながらも返事をすれば何となくポケットに手を入れた彼は口を開いた。
syp「正直な話、トントンさんとどこまで進んでました？」
『は？』
シリアスから逆転。ギャグかというほどショッピくんは面白おかしく此方は聞いてきた。
多分だけど彼なりに気を遣ってくれたのだろう。
少しでも笑いになればと思った様だが、どうやら人選をミスったらしいな。トントンとマブの恋愛話は黒歴史として私の中に永遠と残り続けている事を、その重さをまだ周りはあまり理解していない様だな。
そうとなればこの際こちらも反撃してやろうと古い記憶を巡らせた。
『うん、あれだね。風呂は一緒に入ったよ』
syp「は？」
今度驚くのはショッピくんの方だった。
わりとマジなトーンで。
『4歳の時』
syp「なんやねんガキか…」
『当たり前やろ。大人になって入らへんわ』
syp「(いやでもロリ時代知ってんのはいけ好かんな)」
syp「トントンさんそれ覚えてるんですかね」
『あー覚えとるで。高校の時その話になって、一緒に聞いてた鬱に言われて顔真っ赤にしとったもんな』
syp「はぇ〜」
『まあ幼馴染やし』
syp「幼馴染ええな」
大した興味もなさそうにしたショッピくんの顔が見れたところで、ちょうど駅に着いた。
syp「んじゃ、俺向こうなんで。また明日学校で」
『おん。きいつけて帰り』
syp「そっちこそ」
そうして彼と別れてバスに乗り込む。
駅前のバスターミナルは綺麗にライトアップされていて、これが恋人とみなかったらどんなに喜ばしいだろうかと一人妄想してクソ悲しくなった。クソ。まじでクソ。
『羨ましい』
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ニノ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。完結おめでとうございます！！最初幼馴染みの子が何かやからすんかなと思いながら更新を待っておりましたが、最後の最後で「あっ」となり同時に暖かい気持ちになりました。見事に釣られた気分です。素敵な小説を有難うございました！ (2022年12月10日 18時) (
レス) id: 36c64675ec (このIDを非表示/違反報告)
タラバババ - 完結おめでとうございます‼語彙力皆無なのでいいコメントできないですが、とにかく面白かったです‼‼ (2022年12月9日 22時) (レス) @page44 id: 3e7e23078b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 月の光さん» 私自身が言うのも可笑しな話ですが、本当におめでとうございます（？） 最後まで応援していただいてありがとうございます！嬉しい限りです！なんと新作の方も…！？ではまたお会い出来るのを楽しみにしておりますね☺️ 本当にありがとうございました！ (2022年12月9日 18時) (レス) id: 7ee9bc58ce (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 瀬田さん» とても心温まる感想、本当にありがとうございます。作中は何かと焦らす場面が多いなぁと書いている私自身も感じておりました。無事完結できて良かったです…！最後まで読んでいただきありがとうございました☺️ (2022年12月9日 18時) (レス) id: 7ee9bc58ce (このIDを非表示/違反報告)
月の光 - おめでとうtn氏！！おめでとう夢主ちゃん！！陰ながら応援させてもらってました。完結おめでとうございます！！ 新作行ってきます！！ (2022年12月4日 19時) (レス) id: f3c01cad39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2022年8月19日 8時
