▽冷たい先生のウラ側 ページ9
女子達にそう言われたAは少し考えたからすぐに了承の返事をした。
『じゃぁ……そろそろ午後の基礎学が始まるので今日はお開きです。
さて、行きましょうか………って、君達はコスチュームに早く着替えて来なさい』
呆れた様に返すAに何故か微笑ましそうにする女子一同。
あー、オーケーオーケー！
Aに了承得られると嬉しいよな…それは俺もわかる。だって此奴めっちゃ断るし…
『それじゃマイク先生、さようなら』
「おう！行ってこいよ！あーぁー俺も出たかった」
「マイク…お前は午後の授業臨時で入ってたろ」
「さっき言われた」
「おい」
行きたいと思ったのだが先程生徒に言われたのだ。
午後も宜しく、と。
『マイク先生の自己管理が悪いですね。何時も何時も五月蝿いスピーカーになって無いで、偶には静かにしたらどうです。
お茶のやり方でも教えましょうか。
あれ相当神経鍛えられますよ』
「「A先生名物！言葉の槍！！！」」
『誰ですそんな物騒な名前付けたの』
『何でも良いですけど』とため息を吐くのだから、根は優しいのだろう。
まぁそんな優しさなんて高校の頃から知ってはいるが。
何故、教師になってこんなに尖ったのか謎でしか無い。本当は気弱で臆病な筈なのに。
「あ、そうだ八百万！今日の英単語テスト満点だったぞ！！よく頑張ったな！」
「いえ、当たり前の事ですわ」
「凄いなぁ、ヤオモモは。ウチなんか半分も取れたか……」
「大丈夫ですわ、耳郎さん！まだまだ始まったばかりでは無いですか！」
流石お嬢様。考えが前向きだ、嫌いじゃないぜ！そういうの！！
椅子から立ち上がったAは財布を持ってポケットに入れた。
それを見兼ねた葉隠が何か悪戯を思いついたらしく、Aの腕を思い切り引っ張る。あーあーそんな顔すんなよA先生…彼女は御構い無しに笑顔で口を開く。
「A先生！勝負しない！？」
『しません』
「次のヒーロー基礎学！この場の女子全員と勝負してもし！私達が勝ったらジュース奢ってよ！！」
『げっ』と口に出したAは断ろうとするが強引に腕を引かれる。
このままでは拉致があかないと判断したのか……
Aは本日二度目の許可を下した。
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零(プロフ) - 薫鶴さん» ありがとうございます！今のところ、コスチュームは特に設定していない（強いて言うなら軍服っぽい）ので、ご想像にお任せ致します。後々イラストをあげるからどうかは考えておきます() (2019年9月25日 22時) (
レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 優凛さん» ありがとうございます！可愛いようで何よりです… (2019年9月25日 22時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫鶴(プロフ) - 先生のコスチュームって 刀剣○舞の鯰尾くんとか骨喰くん辺りをイメージすれば良いですかね？素直じゃない先生が好き。応援してます！ (2019年9月25日 22時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
優凛(プロフ) - やだ先生可愛い。 (2019年9月16日 20時) (レス) id: 00e9bf0ce5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ぴのさん» 本当ですね…甲田って誰…口田に訂正しました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年9月16日 20時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2019年8月22日 13時
