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まさかの来客 ページ7
『いらっしゃいませー！』
そんなこんなで学祭が始まった。
二宮君は女子高生はもちろんのこと、
保護者のお母様方からもモテモテだ。
さっきまであんなに嫌々だったのに
しっかり営業スマイルしちゃってるじゃん…
なんて思ってると、
「山田さーん！指名入ったよ！」
え…
まさかの指名が入った。
誰だろう…
そう思いながらテーブルに行くと
「よっ、Aちゃん頑張ってる？
メイド服似合ってるじゃん。」
「ま、松本さん！」
そこには松本さんがいた。
みんなの視線は一気に松本さんに集中していて
あのイケメンは誰！？って騒いでる。
私服の松本さんはいつもより
イケメンオーラが際立ってるな…
「びっくりしました…学祭来てたんですね。」
「フフッ、翔くんに誘ってもらったんだよ
Aちゃんびっくりさせようと思って。」
「びっくりしました…」
「本当は翔くんと来たかったんだけど
ちょうど警備してるみたいでタイミング
合わなくてさ、先に1人で来ちゃった。」
ほんとにびっくりした…
そっか、松本さんは櫻井先生と仲良かったんだった。
松本さんはコーヒーを飲み終わると、
「じゃ、店番頑張ってね。
ちょっと翔くんに会いに行ってくるよ。」
そう言って、
芸能人みたいなオーラを出しながら出ていった。
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作者名：cherrys | 作成日時：2021年1月10日 23時
