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青春だぜっ ページ8
7月下旬。
櫻井先生がカフェに来てから数週間過ぎた。
期末テストは終わり、明日から夏休みが始まる。
テストの結果はザ・普通。
360人中176位
いたって普通、良くも悪くもない結果だった。
隣の二宮君は4位だったらしい
1位から3位の生徒は説明するなら
いかにもお勉強大好き、お勉強しかできません
って感じの雰囲気
それに比べて二宮君は華がある
これで顔も良いなんて、前世何したんだろ
なんてくだらない事を考えてると
プニッーー
「ねぇ、夏休み花火大会行かね？」
私の頬をつまみながら二宮君がそう言った。
花火大会…
そういえばこの街の花火大会は賑やからしい
「相葉ちゃんとさ、大野さんと行くんだけど、
男３人じゃあれだし？一応お前女だったなって
思い出したから誘ってみた。」
…私をなんだと思ってるのよコイツ
「いいけど、いつあるの？
てか、手離してよ。」
「8月10日の日曜日。」
二宮君はまだ私の頬をつまんでる。
「8月10日…」
私の誕生日だ。
「ん？その日何かあんの？」
「何っていうか、私その日誕生日なの。」
そう言うと、やっと手を離してくれた。
「誕生日に俺らと過ごせるなんて贅沢じゃん
良かったねA。」
その夜、ラインのグループが出来ていた。
【青春だぜっ♪】
…このグループ名考えたの絶対相葉君だ。
明日から夏休みが始まる
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作者名：cherrys | 作成日時：2021年1月7日 2時
