真夏の夜は貴方を想う2【SS】 (ページ2)

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癒しの時間ページ2

「Aちゃんオーダーお願い！」

「はい！」

学校が終わり、今日はアルバイトの日。
最近は週5日で入ってる。

松本さんはもう少しシフト削ったら？
なんて言ってくれるけど、そうはいかない。

お母さんに負担をかけたくなくて
自分の分の生活費は稼ごうと決めている。

「Aちゃん、お客さんひいてきたしそろそろ
　休憩入って良いよ。」

俺もコーヒー飲も。
そう言って松本さんが声をかけてくれた。

「Aちゃんはカフェラテでいいよね？」

「はいっ、ありがとうございます。」

休憩時間になると、こうやって松本さんが
コーヒーを淹れてくれる。

2人でたわいもない話をしながら過ごす
この時間が私にとっては癒しになりつつある。

「最近なんかいいことあった？」

突然そう聞かれた。

「え？いや、特に何もないですよ？」

「あ、ほんと？
　何かここ最近女の子らしくなった気がする。」

「え…。女の子ですよ！わたし！」

「アハハッ、当たり前でしょ！
　誰も男だなんて思ってないよ。」

「ですよね！アハハッ」

なんて冗談を言って笑ってたら

「いやー、でもほんと何か前と違う。
　もしかして、好きな人でも出来た？」

っ…！

図星だ。