恋せよJK ページ1
高校3年の夏、私は恋をした。
恋を自覚したのはいいものの、
だからって何か変化があったわけじゃない。
ただ時間は過ぎて行く。
そうして、恋をしたあの日から2週間が経った。
「ハァー、あっちぃなー。
冷房付いてる意味なくね?」
隣で二宮君がパタパタと下敷きで顔を扇いでる。
「もう7月も半ばだもんねー、そりゃ暑いよ。」
「だよな、あー嫌んなっちゃう。
俺汗かくのイヤなのよ。」
確かに、二宮君は汗とかかいてるイメージない。
運動とかも嫌いそう。
なんて思ってると、
「つか、A勉強大丈夫なの?
途中から入ってきてついてこれてんの?」
話題は勉強のことに変わった。
「あー、まあぼちぼち?」
「ククク、そう言ってるやつで大丈夫なパターン見たことねー。」
痛いところを突かれた。
もともと勉強が得意じゃない私は
新しい学校の授業について行くのが精一杯だった。
「ま、もうすぐ期末テストもあるし
せいぜい頑張れば?」
俺は余裕のよっちゃんだけどねー
なんて言ってる二宮君は勉強も出来るらしい。
ハァ…
そろそろちゃんと勉強しないとな。
恋より勉強。
女子高生は大変だ。
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作者名:cherrys | 作成日時:2021年1月7日 2時