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○佐久間side
『お邪魔しまーす…』
少し声を抑えながらそう言うも、返事はない
それはそうに決まってるけど。
肝心の家主は、眠ってるはずだし
足音とか物音とかで起こしてしまわないように、Aがいる部屋を探す
あ、ここはお風呂か
手当たり次第にドアを開けてみるけど、もちろん１発で分かるわけもなくて。
あれ、トイレじゃん
めめの家とは思えないくらい綺麗に整頓されているあたり、�狃�の子�瓩梁減澆魎兇犬気擦�
てか部屋もいい匂いだし、なんならAの匂いがする気さえしてきた
そんなことを考えながら目についたドアを開けば、目の前にリビングが広がった
机の上にはコップや紙の束が散乱していて、至るところに生活感が漂っている
…これでこそ、めめって感じするけども
リビングを見回せば奥にドアがあって、なんとなくそこが寝室のような気がする
ズカズカとリビングを横切ると、ソファーの上に見覚えのあるタブレットが転がっていた
傷がつかないようにって革製の深緑のカバーが付けられている
…あれ、だいぶ前に阿部ちゃんがあげたやつだよなぁ
そういうところが、男に勘違いされる理由なんだけど、本人は全く気づいてない。
目黒もこのカバーに関しては気付いてなさそうだし
『…失礼しまーす』
そっとドアを開けて、中を覗くとカーテンが閉められた暗い部屋には広いベッドが１つあった
ビンゴ！
後ろ手でドアを閉めて近くに寄れば、布団がもこっと膨らんでいるのが分かる
枕元のテーブルにはお供えみたいにペットボトルとかゼリーとかがわんさか並んでいて、ちょっと不安になった
あれ、頭に落ちてきたら危ないよな…
様子を見ようと覗き込むと、布団に潜り込んでいるせいで顔は見えない
でも、息が苦しそう。
『…A〜、大丈夫〜？』
頭痛がひどい、と目黒に聞いていたので声を潜めながら布団をそっとまくる
…おわ、
「…ん、ぁ」
布団をまくった瞬間、思いがけず目があって息を飲む
眠ってはいなかったらしいAは目がうるうると潤んでいて、顔は真っ赤に熱っている
焦点が合っていない目でぼうっと俺をみるAは破壊力が凄すぎて、一瞬動けなかった
こんなこと言っちゃダメなんだろうけど、色気…えぐ
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のどか(プロフ) - 更新ありがとうございます…！やんさんの物語が1番すきです！！ (2020年6月28日 2時) (
レス) id: 0db3f9472c (このIDを非表示/違反報告)
まりん - 更新ありがとうございます。楽しみに待っていました!!今後の展開も楽しみにしています。 (2020年6月20日 22時) (レス) id: f071218485 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新お疲れさまぁ！！その後の主人公と目黒くんのお話が読めて嬉しい笑 正直、やんさんのお話が完結してからなんだか寂しかったから、またこうして読めるなんて…！！ 次回も楽しみにしてまーす！ (2020年5月28日 19時) (レス) id: 8f796692aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やん
| 作成日時：2020年5月27日 11時
