私と彼の子【五条悟】

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_____2007年、冬,





『はぁ、はぁっ、』



ピーピーと機械音が鳴り響く部屋で私は息を荒げる



「お母さん頑張ってくださいね！赤ちゃんも頑張ってますよ」




“あと少しです！”と励ましの言葉をかけてくれる看護師さんの声も遠く聞こえ、目には涙がたまって視線が覆われる


呪力を体全身に回せば痛みもきっと感じないようにできる
でも私のこの子を他の母親と同じように産みたかった




「あとちょっとですよ！！」



・・・




「よく頑張りましたね！元気な男の子と女の子ですよ！」




看護師さんによって私の横に連れてこられた小さな赤ちゃん2人




『私の、赤ちゃん、』




元気に産声を上げている2人は“間違いなく悟と私の子供”

感じる桁違いの強すぎる呪力量


でもそんなことどうだってよかった




『はじめまして、私の可愛い子供たち、』




我が子に会えた感動の方が大きく
今は呪術なんてどうでもよくて

普通の人と同じ、自分の子供に会えたことが嬉しくて嬉しくてたまらなった









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