私と彼の子【五条悟】

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【五条悟side】








適当に呪霊を祓い術式を使って目的地まで飛ぶ


本当は予定なんて空いていない、伊地知に任務にかかる時間を長めに伝えてパパっと祓い術式まで使って飛んできた

こんな面倒なことまでして会いたくなるのは君だけ


呪力量剝き出しのAを見つけることは簡単で、本当にどうして今まで見つけられなかったんだろうと思うほどに簡単

Aがわざと僕に教えようとしているのかもね



居た。



ベンチに座る1人の女性、長いキラキラした髪が揺れていて

綺麗な、あの時から時が止まってるみたいに綺麗な横顔に思わず見惚れる




「A」




君は僕を見つけると嬉しそうに微笑んだ
その顔を見ると僕の気持ちは一瞬で当時に戻される

本当に、懐かしい。
あの頃から、いや君と高専で出会う前から、今の今まで君をずっと想っている。


たとえ僕の子じゃない父親が誰かさえも分からない子供だとしても
汚い男の血が入って至って、綺麗な君の血が入った子供なら愛して見せる。

君の事を子供たちごと愛して見せるから、だから…。





『もし、悟と私の間に、子供が、双子の子供が居たらどうする？』





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