私と彼の子【五条悟】

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「ねぇママどうしてひなの目は蒼とママと違うの？」


『えっ』




3人揃ってお風呂に入っていると突然そんなことを言い出したひなに思わず動揺してしまう

ついさっきまで“今日幼稚園でねー”と楽しそうに話していたのに




『どうしたの？幼稚園の子に何か言われた？』




目ってことは六眼だよね
今まで気にした素振りなんてなかったのに




「ううん言われてないよ、どうしてひなだけ違うのかなってママも蒼も一緒なのに」




私と蒼と違うか・・・




『ひなだけじゃないよ、ひなの目はパパに似たんだよ』




悟の事を子供たちに話したことはなかったけどこの言葉で元気になってくれるなら、




「パパに？！」




初めて触れたこの子たちの父親の事

ひなは凄く嬉しそうに声を出した




「ひなにパパがいるの？！ほんとのパパ？ひなたちのぱぱ？！」


『と、とりあえず落ち着いてね、』




“ねぇねぇ”と私に問いかける娘
予想外だな、父親の事興味ないと思っていたのに




『ひなはパパに会いたい？』


「うん！会いたい！蒼がねぱぱの事は絶対にいっちゃダメって言ってたからねずっと言えなかったけどねひなパパに会いたい！」


『蒼がダメって言ったの？』


「うん！あ、でもこれ内緒ね！」




あの子そんなこと考えていたなんて、
幼稚園の子供たちに気を使わせちゃうなんて、




『ひなが良い子にしてたらいつかきっと会えるよ』




いつか、そのいつかが来るのはこの子たちが呪術師になるときくらいかな



「ひないい子にしてる！」

『…うん、ひなはいい子だね。』


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