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監視カメラもあるしできるだけ怪しくない動きをしないとだめだな…
とにかく普通に迷子になってるみたいに歩けば_
私は平然を装い、迷子になっててうろうろしているふりをした。
すると警部らしき人を発見し、私は追いかけることにした。
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__話しかけてみようかな
私は怪しまれない程度に鬼山警部に近づき声をかけた
『す、すみませ〜ん…』
「?
あなたは…パーティーに招待された方ですか?どうしてここまで…?」
『い、いや〜、実は、僕方向音痴なもんで…
トイレ探してたらここまできてしまいまして…
あの〜トイレってどこですかね〜』
私は男の口調で話しながら警部の様子をうかがったが、
私の予想は当たってそうだった。
警部は少しめんどくさそうな顔をしてえっと〜と口を濁している。
「私も今日限りでここを警備されてるもんで〜…
あんまりここらへんの道わからないんですよ〜」
『へぇ…おかしいですねぇ…
警備ってニュースでやってた怪盗の予告状が来たからですよね?
その警察の方がなんで会場の道の全体図を知らないんですか?それに、
普通は涙の指輪をずっと警備するはずです。』
そう言うと
鬼山警部はため息を吐いて、急に体が風船のように膨張した
そして身体は破裂して、怪盗ジョーカーが現れる
「よくわかったなあんた。」
『なんとなく雰囲気が警察ではなさそうだったから8割勘なんですけどね』
「へ〜…あんた、金有に招待された客じゃねぇな?」
ジョーカーはニヤリとこちらを見たが私はビクともせずに
男性のふりをした。
『どうしてです?僕は男ですし、すぐに迷子になっちゃうようなドジっ子ですよ?』
「演技だな?さっき俺に声をかけたのはわざとなんだろ?
それに…その左手はクイーンの剣で怪我をした後だ!
俺は変装の名人だ。舐めんじゃねぇよ?」
そういって私の左手を掴み左手に巻いてある包帯を晒しあげた。
『__はぁ。』
私はため息をおおきく吐いてジョーカーの手を追い払う。
そして服をマントを広げるように脱いで、ウィッグをジョーカーに向けて投げた
「っんぐ!?…って何するんだよーッ!!」
『ッチ_触んじゃねぇよ。茶番はおしまい。私行くとこあるから』
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りーん - これ、魔法少女サイトっぽいですね!いいですね! (7月16日 16時) (レス) @page43 id: fed5e05357 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - めちゃくちゃ、面白いです! (2022年5月30日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年5月30日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
sky - 文字がとても読みにくいです (2022年5月20日 19時) (レス) @page2 id: eb628d450e (このIDを非表示/違反報告)
小白 - 久しぶりに見てみたら、投稿が再開されており、とても嬉しく思いました。これからも頑張ってください。 (2022年2月17日 17時) (レス) id: 0910ff3a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙 x他2人 | 作成日時:2018年4月9日 0時