Smilest 7

289 ページ33

.






私「いらっしゃいませー。
お好きなお席どうぞ」



「お姉さん！」




私「あー、久しぶりだねー。笑」





太輔のおかげ？か、



風邪は悪化することなく、すっかり日常。





私「テストどうだった？笑」





いつも来てくれる高校生の彼女達は



私の可愛いお友達になった





「全然だめだったー。」



「わたしもー。お姉さん数学教えてー？」




私「え、私が数学とかできると思う？」




「「 思わない！笑 」」




私「でしょ、笑 ……ご注文は？」




「「 アイコで！ 」」





もう外は寒くなってきたのに、



アイスコーヒーを頼む彼女達。




…若さかな、笑







「―――だめだよ、おねーさん」



私「ええ〜」





いつものごとく、席に座らされ



今、絶賛恋愛話中





「自分から好き好き言ってたら軽く思われちゃうじゃん。
もう、この子みたいになるよ？」



「ちょっとー！傷えぐらないでよ、笑」





最近失恋したっていう彼女の話から、



何故か私の話しに飛び火し





「だからね、おねーさん！
いくら彼氏でも簡単に好き好き言っちゃだめ。」



私「え〜、だめなの〜？」





恋愛経験豊富な女子高生は、



色々とアドバイスをくれる。




長続きの秘訣らしい





私「言いたくなっちゃったら？」



「我慢して！」



私「ええぇー」



「言うんじゃなくて、言わせないと！」



私「…は、はい。」





難しいんだね、恋愛って、、





「ところでおねーさんの彼氏って、
そういうのちゃんと言うタイプ？」



私「え、んー、世間一般的にはそういうタイプ？」





だって、マイコによく言ってるし…





「え、世間一般？なにそれ、どういう事ー？笑」



私「あ、いや、嘘！なんでもない！
で、でも、たぶん、、、言うタイプ…かな？」



「じゃあ最近いつ好きって言われた？笑」




私「んーっと…」





あれ？





私「んーーーっと…」





いつ言われた？





私「おーーーっ？」





最近、言われた記憶ない…





私「……い、言われてない…」




「ほらーー、だめじゃーん、笑」



「まんねりってやつだー、笑」





ま、まんねり？！？



え、まんねりなのかな？わたし…






.

290→←288

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す