Smilest 3

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藤「シャワーは？」




今度は歯を磨きながら、



入んないの？って普通に聞いてくるけど、



無理でしょ



太輔がそこにいたら、パジャマ脱げないし





私「太輔終わったらでいい」



藤「あ、俺？気にしなくていいよ？」



私「気になるよ。早く歯磨きして」



藤「じゃ、待ってて」



私「うん」





歯磨きしてるのさえかっこよく見えるって



なんなんだろう





……あぁ、歯ブラシになりたい





って、だいぶいかれてる私の頭。





目に焼き付けようと、じーっと見て待ってると





藤「見すぎじゃない？笑」




見てるのバレた。




私「……歯ブラシになりたい」



藤「は？」



私「わっ、…ま、間違えた……」



藤「どんな間違いだよ、笑」





まだ熱あるのかなって



今度は手でおでこを確認される始末





私「もう下がったよ、笑」



藤「そ？じゃあ、バンザーイ」



私「へ？」



藤「ん？バンザイ知らない？」



私「知ってるよ！」



藤「じゃ、ほらバンザーイ」





服を捲ろうと掴んでくるから





私「うわっ、ちょ、ゴホゴホッ…ゴホッ…」





びっくりして咳が止まらなくなった私の背中を
慌てて撫でてくれる





藤「ごめんごめん、笑
まだ本調子じゃなかったね」





って、



心配そうに顔を覗きこんでくる太輔に



またキュンと心臓が撃ち抜かれ





私「移していい？」





目の前の唇にキスをすると、



驚いた顔してから、ふっと笑って





藤「キスした後に聞くなよ、笑」





って、



今度は太輔から熱いキスが返ってきた






シャワーを浴びてからキッチンに行くと



母と楽しそうに会話しながら



朝ごはんを食べてる太輔





なんか不思議な感じ



自分の彼氏が母とご飯って




しかも、太輔っていうのがまた可笑しくて、



ニヤニヤしながら、太輔の隣りに座った





藤「まだ髪濡れてんじゃん」




首からぶら下げてたタオルで



ガシガシ拭かれる




しかも前から




私「……」




なにこのサービス、鼻血出そう……





じーっ





藤「だから、見すぎ、笑」



私「いたっ！」




ペチンとおでこを叩かれた




母「ふふっ、Aも食べれそう？」



私「うん、食べる〜」



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