君の嘘、僕の嘘 4 (ページ22)

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更にちからが強くなった
気がする

いったい、なにが起きてるんだろうか

私「廉くん？」

離してくれない廉くんに
ドキドキし始める

だって、

やっぱりかっこいいし、

いい匂いするし、

あの、永瀬廉だよ

女子なら、みんな堕ちると思う、こんなの……

廉「ちょっとだけ、こうさしとって」

私「……」

無理なんだけど、

心臓が……

廉「Aさん、ムチムチしてて
気持ちええ」

ん？

私「……ねぇ、デブって事？」

廉「ふっ、そんなん言ってへん」

耳元で、笑わないでほしいし、

いつもより、優しい口調も困る

私「遅刻しちゃうよ？」

廉「……せやな」

やっと、腕のちからが緩んだ隙に
離れる

廉「勘違いせんといてな」

私「わかってるよ！笑」

廉「誰にでもこんなんせえへんから」

私「……ん？」

廉「そういう事や、
じゃ、またね、A」

バタン！

……

……

私「は？」

なにいまの！

つっこみどころありすぎなんだけど……

勘違いってなに？

そういう事ってなに？

呼び捨てって、どういう事？

あぁ、頭がパンクしそう……

私「廉くんって、私の事好きなの？」

ブンブン首を振る

そんな事あるわけないか……

とりあえず、買ってきた物を
冷蔵庫にしまって、

落ち着こうと、コーヒーをいれてると、

私「なにこれ」

棚にある、謎の調理機を発見

私「ポップコーン作るやつだ！」

食べたい！

作っちゃお！

やっと、ポップコーンの種らしきものを
見つけ、

私「どのくらい入れるんだろ？」

少しだけ入れて様子を見るか……

サラサラーっ

～♪♪ ～♪♪♪

私「ぅわっ！電話！」

ドバッー！

私「あーっ！」

携帯の着信音に驚いて、いっぱい
入っちゃったよ……

私「もしもし？！」

〃え、なんで怒ってんの？笑〃

私「……ゆうくん？」

〃うん、なんかあった？〃

私「大丈夫、びっくりしただけ」

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