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同じ空間にいただけなら
こんなに匂いなんて残らない
どんだけ長い間、
どんだけ近くにいたの？
藤「A？」
黙りこむわたしの顔を覗きこむ
たいちゃん
私「なんでもない」
藤「なんでもない顔してないでしょ？」
靴を脱いで、手をひかれ
リビングに連れていかれる
ソファーに座って、
ポンポンって隣りに座るよう促してくるけど
立ったままの私
藤「言ってくれなきゃわからないよ」
両手を繋いで見つめてくる
そうか、たいちゃんは
やましい事なんてないんだ
だから、こんなまっすぐ
向き合ってくれるんだよね
私「……ごめん」
藤「ん？」
私「……まだヤキモチ続いてたみたい……」
藤「え？」
私「たいちゃんから、……智恵理さんの匂いが
したから……」
藤「ふっ、そういう事か」
繋いでいた手を、更にぎゅっと
握って自分に引き寄せると
わたしの背中に手を回して、
抱き寄せてくれる
簡単にカラダを預けると
ポンポンって背中を叩いて
藤「Aが心配するような事は
なんにもないよ、酔っ払って絡まれてた
だけだから」
まるでこどもをあやすかのように
諭される
私「ほんと？」
藤「ほんとだよ(笑)」
なんて単純な私
たいちゃんの首にぎゅっと
抱きついたら、いつもの通り抱きしめ
かえしてくれる
私「じゃあ、脱いで」
藤「え？」
私「この服から、匂いがするから嫌」
嫌なものは嫌だし……
藤「ふふっ、いいよ、
じゃあ、Aが脱がせて？」
私「え」
それは……
藤「はーやーく」
私「自分で脱いで」
藤「Aが嫌なんでしょ？」
私「そうだけど……」
藤「じゃ、Aも脱いで？」
私「なんでよ」
藤「宮のうちの匂いがするから」
いつの間にか、形勢逆転
私「……」
藤「よし、一緒に脱いで
お風呂はいろっか」
私「なんでそうなるの？」
目の前で、脱ぎ始めるたいちゃん
私「ぬぁ！！」
たいちゃんの膝の上で仰け反る私
藤「危ないって(笑)」
腕を引っぱられ、元にもどる
藤「脱がしてあげよっか？」
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なみすけ(プロフ) - ★mmiioo★さん» 早速、読んでいただけたんですね。ありがとうございます！主人公の天然キャラ、私大好きなんです、笑 (2020年2月5日 16時) (
レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 山Pかっこよかったのに主人公ちゃんの天然炸裂でコント風になってる(笑)智恵理さん、やな感じだったのに改心させちゃった！ (2020年2月4日 20時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - まほさん» お返事遅くなってすみません。メッセージに送りますね！ (2019年12月29日 22時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 初めてまして！すごくお話が好きです！！続きが読みたいのでもし良ければ教えていただきたいです。 (2019年12月26日 1時) (レス) id: 16dcb6d612 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - mkpnさん» はじめまして！メッセージに送りますね！ (2019年12月22日 14時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみすけ
| 作成日時：2019年4月14日 12時
