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私「ただいま」




太輔の首に抱きついたまま
言うと




藤「A、おかえり」




とびきり優しい、おかえりが返ってくる




私「ただいま」



藤「ふふっ、なんなの?
おかえり、A」




クスクス笑ってる太輔の首に
顔を押しつけたまま、涙を堪える




藤「今日は甘えモードですか?(笑)」




うんうんって頷くと、笑ってる太輔




……苦しい




自分勝手な自分が、憎くて仕方ない




でも




最後だから……




許して?




私「太輔」



藤「ん?」



私「一緒に、……お風呂はいりたい」



藤「ん〜?どした?(笑)」




わたしの両脇に手を添えて、
首から引き剥がす太輔



見つめると、ニコッと笑ってくれる




藤「いいよ(笑)」




腕もすっかり治った太輔は
軽々とわたしを抱っこして、お風呂場へ運ぶ




湯船の中で、後ろから
抱きしめられると




藤「なんかさ、……最近、
A変じゃない?」



顔を覗いて聞いてくる太輔



……なにかを感じ取ってるのかもしれない




私「そんな事ないよ?」



藤「ならいいけど、はい、こっちむいて?」




くるっと向きを変えられる



両手でわたしの顔を包んで、
キスをする太輔




藤「していい?」




頷く



太輔で、いっぱいになりたい




優しく抱く太輔に夢中になる




他の事は、考えたくない



ただただ、太輔でいっぱいになりたくて



夢中になる




藤「A、やばい、でよっか」




ブンブン首を振る




藤「え?(笑)」




私「お願い、……中にきて?」




太輔のすべてを



わたしの中に





……どうせ、……あかちゃんなんて、できないから





一瞬、びっくりした顔の太輔は



わたしの頭をギュッと抱きしめて




藤「いくぞ」



耳元で囁いた




胸が、キュンとしたと同時に


ギュッと、苦しい





自分が最低だと思ったら
涙が零れた



わたしの我儘を受け入れてくれた
太輔は、あかちゃんができる覚悟が
できてるに違いない



でも、



わたしは、できないって知ってるから……




最低……

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琉衣(プロフ) - はい!気に入ってしまいました!有難うございます! (2021年12月14日 22時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» また読んでもらえたんですね!嬉しいです。みっくんバージョンか、長いお話は書く予定がないので、番外編でちょっと考えてみようかなと思います (2021年12月14日 15時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - おはよう御座います!また最近から最終回まで読ませて頂きました!リクエストなんですが同じストーリーでみっくんver.も読んでみたいです! (2021年12月14日 7時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» またまたありがとうございます!そんな報告がくるたびにとても嬉しくなります。はまってくれてありがとう(o^^o) (2021年12月10日 5時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ!久し振りに最初から最終回まで一気に読ませて頂きました(*´∀`*) (2021年12月9日 22時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみすけ | 作成日時:2018年12月21日 8時

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