Stand by me 〜after story〜4

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今回のツアーの構成は
わたしはほとんど知らない




わたしの大好きな『HOME』



から、はじまり



みっくんの言葉を思い出す




「どうしても、歌えない曲があんだよ」




太輔の歌声で、涙が出てくる




……歌ってる……




ちゃんと、歌ってる




プロだからあたりまえなのかも
しれないけど




あったかい歌声に、胸がぎゅっとなった





なんて事だろう



私、「ただいま」って言ってない……





坂「嘘だろ？……最初っから泣いてるし(笑)」




隣りで笑ってるさかもっち





どうしよ……



今すぐ太輔のところに行きたいんだけど……




坂「待て！(笑)」




抜け出そうとしたら、捕まる




坂「おとなしく、見てろ(笑)」



私「……はい」





夏のツアーと少し違う曲構成




冬の曲に魅了され、一気にひきこまれる





私「きれー！！！！」




上を見上げると、沢山の風船が、
客席に向って降ってくる




その光景がすごくきれいで




手を伸ばす




もちろん、この席にはまったく
降ってこないけど




坂「ばか！落ちるって！！(笑)」



私「ぐぇ！！！！」




身をのりだした私の首根っこを
捕まえるさかもっち




坂「ふざけんなよ、子守りだわ(笑)」




落ち着きを、とりもどし？(笑)
ペットボトルを口にする




と、同時に




私「なにこれ？
かっこいい！！！！
さかもっち！！見て！」




太輔、千ちゃん、ワッターの
ユニット曲 「connextion」




坂「見てるよ(笑)」




アケテミタクナイ？




あれ、こんな歌詞だったっけ？



しかも、セリフ？



千ちゃん、ワッターって喋りだした



みんな、キャーキャー言ってる(笑)





藤「……その中身が知りたい、え？何色が
好きかって？」



私「……ん？」



……服の……中身？




藤「……紺」




キャー！！！！




私「ブーーッ！！ブホッ！！！ゲホッ！！」




盛大に吹き出す私




坂「うわっ！てめー、なにすんだよ！(笑)
つめてーよ！」




私「こ、こ、紺っ！！！」




そーだ！みっくんが変な事言ってた！



これか！

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