＊136 ページ16
玉ちゃんに鍵をかりて
太輔の部屋に入る
……すごい、静か……
やっぱり寝てるよね
そーっと、ベットに近づく
……な、なんか、悪い事してる気分
でも、ここに太輔がいる
手の届く距離に、太輔がいると思ったら
ドキドキしてきた
やっと、会えるんだ
え？
……ちょっと待って……
目の前の光景に固まる
違和感
ひとりじゃない
足元を再び確認すると
布団から出てる、太輔の足ではない
綺麗な足がもうひとつ
……そういう事か……
太輔は、もう別の人と……
わたしに会って話したい事って
そういう事か……
愕然として、部屋を出る
ピンポーン♪
玉「え？A？」
泣きながら、玉ちゃんに抱きつく
玉「なに、なに、なに？(笑)」
私「先に教えてよ……」
玉「え？なにを？」
私「太輔に彼女がいるって……」
ボロボロと涙が出てくる
たしかに、もう別れたんだから、
太輔が誰とつきあったって、
おかしくない
自惚れてたんだ
まだ好きでいてくれてるかもって……
ばかみたい
こんなとこまで来て
玉「どういう事？」
私「……彼女と寝てた」
玉「はー？嘘でしょ？」
私「みたもん……」
玉「……」
わたしの頭の上に手を乗せて
なにか考えてる風な玉ちゃん
私「玉ちゃん、朝帰るから、泊めて？」
玉「それは、全然いいけど
……彼女？」
私「……もう、いいよ……」
スタスタと玉ちゃんの部屋の
奥まで行って、ソファーに
うずくまる
玉「A、ガヤ、迎えに行くって
言ってたよ？」
布団を頭まで被ってソファーで
寝転がってるわたしに一生懸命話しかけてくる
私「……気が変わったんだよ」
玉「え、だって、さっきだよ？」
私「……気が変わったんだよ……もういい」
玉「彼女なんていないはずだけど」
私「じゃあ、そっちの方がタチが悪い！
誰とでも寝るって事じゃん」
玉「……見てくるわ」
私を残して見に行く玉ちゃん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琉衣(プロフ) - はい！気に入ってしまいました！有難うございます！ (2021年12月14日 22時) (
レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» また読んでもらえたんですね！嬉しいです。みっくんバージョンか、長いお話は書く予定がないので、番外編でちょっと考えてみようかなと思います (2021年12月14日 15時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - おはよう御座います！また最近から最終回まで読ませて頂きました！リクエストなんですが同じストーリーでみっくんver.も読んでみたいです！ (2021年12月14日 7時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
なみすけ(プロフ) - 琉衣さん» またまたありがとうございます！そんな報告がくるたびにとても嬉しくなります。はまってくれてありがとう(o^^o) (2021年12月10日 5時) (レス) id: b5d2006bdb (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！久し振りに最初から最終回まで一気に読ませて頂きました(*´∀｀*) (2021年12月9日 22時) (レス) @page41 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なみすけ
| 作成日時：2018年12月21日 8時
