Stand by me 〜after story〜4

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……太輔に会いたい




仕事が終わったら、




会いに行こう




めちゃめちゃ自分勝手だって、




わかってるけど、どうしても会いたい




もう一度、ちゃんと身体の事も伝えて




それでも、もし太輔が一緒にいてくれるなら……




もし、違う気持ちなら、いさぎよく
諦めよう




このままだと、後悔しかない




だって、嘘ついたままだから……





仕事に戻ったわたしは、頭の中は
それしかなくて、



ぼーっとしてるわたしの横で
隣りの子は忙しそうだった




私「あ！」




ビクッ！！



「ど、どうしました？」




わたしの突然の叫びに、ビックリしてる
隣りの子(笑)




私「ごめん、なんでもない(笑)」




……会いに行こうなんて、思ってたけど



大阪だ……





仕事が終わって、家に帰る




久々に携帯の電源をいれて、握りしめたまま
考える




……どうしよ……




電話する？




急に？




きっと、みっくんから
わたしに会った事は伝わってるよね……




なんて、言い出そう




緊張しすぎて、く、苦しい……




兄「画面見つめたまま、何してんの？(笑)」




私「わぁ！！！！」




兄の気配にまったく気づかなかった




私「急に来んの、やめてよ」




兄「いや、ノックもしたし、
普通に入ってきたけど(笑)
なになに？電話かける勇気ないってか？」




私「そりゃそうでしょ、自分で別れるって
言った相手に、なに言えばいいか
わかんないよ」




兄「思った事言えばいいじゃん、
貸してみ？」




携帯を取られる




私「ちょ！やめて、やめて！」




上に高く携帯をあげられ、ぴょんぴょんして
返してもらおうと必死




意地悪な顔した兄は




通話ボタンを押しやがった……




兄「はい(笑)」




そのまま、わたしに携帯を返して
部屋を出ていく




なにしに来たんだよ




まさか、繋がってないよね……




繋がってるし！！




まだ心の準備が……




〃はい〃




出てるし




〃誰？〃




絞り出したわたしの言葉は




私「だいすき」




電話のむこうに、激しくむせこんで、
大笑いしてる太輔がいる

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