Name of You

夜まで　YS side ページ33

会社から割り当てられたホテルの部屋で明日に備えてくつろぎながらユウにメッセージを送ると

“え〜と…行けてもすごく遅くなると思う”

って言う返事

そりゃそうか。

コンサートのスタッフは俺たちの何倍も俺たちの為に動いてくれてるんだもんな。

ユウが何をしてるのかは知らないけど、あのでかいステージを１日で組んで、席も並べて…まぁ色々あるんだろうな。

ほんと、俺たちが気持ち良く歌う為にみんな頑張ってくれてるよな。

“そうか。来れたらいつでも来いよ。帰るまで取ってるからな。俺らの為にありがとう。”

って送るとすぐに

“ありがとう。会いたいよ。でも今は頑張る。ファイティン♪”

なんて返事が来た(笑)ファイティン♪か。

KH「なぁに一人で携帯見て笑ってるんですか?気持ち悪い」

同室のキュヒョナが俺の隣に座ってきたので、その頭を撫でながら

YS「スタッフはさ、俺らの数倍頑張ってくれてるんだな…ってな(笑)」

KH「確かにそうですね。僕らが今こうやってる間も色々してくれてるんですよね。
なんだか、それが当然。みたいに思っちゃうときも有るんですけど、やっぱり感謝しないとですね。」

なんて可愛い事を言うマンネを思いっきり抱き寄せた。

KH「ヒョン…うざい」

なんて言いながらもしばらく俺にハグされてくれて

KH「夜…出るんでしょ?ばれないうちに帰ってきてくださいね。
それから、起きる時間前に俺の事起こしたらマジでキレますから(笑)」

なんて、可愛い様な、可愛くない様な事を言って俺の腕から離れると大きな口を横に広げて

KH「一人部屋万歳」

だと…(笑)

キュヒョナのほっぺをポンポンっと叩いて

YS「俺が居なくてさみしいからって飲み過ぎんなよ」

KH「っ誰が？！」

YS「ん〜…キュヒョナ」

KH「バッッカじゃないですか？僕は、一人でワイン飲んでゲームして寝ます。
ヒョンが居ない方がじ・ゆ・うで良いんです。｣

YS「そうかぁ…じゃぁ俺もう出ようか?」

KH「あぁ…まぁ、夕飯までは居ても良いですよ。」

なんて言うこのマンネが可愛くてもう一度ギュゥっとハグをして

YS「夜まではここで居るからな。」

と呟いた。

深夜　YS side→←柔らかく

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す